リトープスが溶けるのは、リトープスの性質によるもの、水分量が多い、日光が足りないということが考えられます。
リトープスの性質というのは、高温多湿に弱いことと、寒さに弱いということです。
復活させるためには、水を与えるタイミングを決めて習慣づけすること、日当たりと風通しのいい戸外に場所を移し替える、冬は室内に入れるということです。
また風通しが悪いと病害虫発生の原因ともなるのでこの記事に書いてある対策を講じて十分に気を付けてあげましょう。
今回の記事では、
- リトープスが溶けるのはなぜ?理由とは|復活方法はある?
- リトープスを上手に育てる方法とポイント
- あらためて知りたいリトープスのこと
などを紹介していきますので、リトープスを育てている人、これから育ててみたいと思う人はぜひ記事を最後までチェックしてください。
リトープスが溶けるのはなぜ?理由とは|復活方法はある?
リトープスが溶けるのには考えられる理由が複数あり、それぞれに適切な対処をすることで復活させることも可能です。
リトープスが溶ける原因は以下のようなことが理由です。
- 水分量が多すぎる
- 水切れ
- 光が足りない
- 高温多湿に弱い
- 寒さに弱い
水分量が多すぎる
リトープスは体内に水分をもともとたくさん蓄えている植物です。そのため、水やりはほとんど必要ないのですが、他の植物と同じように水やりをすることで、水分過多になり溶けることがあります。
水やりはほどほどにしておきましょう。
水切れ
上記とは逆に水切れの時もリトープスが溶けてしまいます。
水やりは基本的に土が乾燥したタイミングで行い、夏はやらなくても良いなど季節で水やりペースが変わるため知らない間に水切れを起こす可能性が高いのです。
光が足りない
光が足りないとリトープスは溶けてしまいます。
リトープスの特徴として、リトープスは土に埋まっているところが多いので、日光に当たらない部分が多いため、当たろうとして上に高く成長しようとします。
急に高さが出ると日光が足りないと考えて、日当たりの良い場所に移してあげてください。
高温多湿に弱い
リトープスはもともと高温多湿に弱い性質をもっています。
そのことから高温の夏場、多湿の時期に溶ける傾向がありますので、都度日陰に入れたり、水やりを控えたりしましょう。
寒さに弱い
リトープスのもう一つの性質として寒さに弱いという点があります。
冬場にはある程度の温度が確保できる室内に入れてあげるか、冷たい風や霜が当たらない場所に移動をしてください。
溶けるリトープスを復活させる方法
溶けてしまうリトープスを復活させる方法を紹介していきます。
- 水を与える日数間隔を決め計画通りに水やりをする
- 置き場所の選定
- 季節に合った育て方
水をあげる日数間隔をある程度決める
リトープスは水を与えるのは定期的ではないこと、季節によって変えることなどちょっと普通の植物の水やりとはわけが違います。
そして個々のリトープスにより育ち具合で必要とする水分も違いますので、ペースをつかむ必要があります。
カレンダーなどに印をつけて水やりの間隔を決めていくことで溶けるのを防ぐことができます。
置き場所の選定
溶けている状態から復活させるために置き場所を移動させましょう。
置き場所としては戸外で日光があたる風通しの良い湿気のない場所です。
冬場は室内に入れるか、霜や冷たい風が当たらない場所に移動するようにしましょう。
環境が良くなれば復活します。
季節に合った育て方
リトープスは季節により育て方をちょっと変えることが必要です。
例えば夏場は水やりをしない、冬は温度を保つ工夫をするなど。ですので、季節や毎日の気温、雨の状態、乾燥、湿気の状態に合わせて適宜リトープスにとって良い環境を作ってあげる事で復活することができます。
リトープスを上手に育てる方法とポイント
ここでリトープスの上手な育て方を紹介していきます。
基本的に、日当たりの良い場所で直射日光が当たらない場所で育成し、夏は半日蔭で育てます。
11月~4月の間に成長する多肉植物なので、夏場が休眠にあたります。成長期にはしっかり日光に当てる事を心がけてください。
加えて、リトープスは湿気に弱いので風通しの良い場所で管理しましょう。湿気が多いと病害虫発生の原因になります。
リトープスの用土
土は水はけのよいものを好みます。
多肉植物専用の土が販売されていますのでそれを利用するのが無難です。
水やり
リトープスの水やりの最大の特徴は「夏を完全に断水」することです。
リトープスは夏は水をあげず休ませるって書いてあったから放っておいたら、3ヶ月で一部だけどめちゃくちゃ膨らんでない…?
大丈夫なのか逆に不安になる
溶けないでくれ頼むから
←5月 8月→
鉢は同じ pic.twitter.com/ZqT4B2k9OH— ハル☠️色々辞めたい (@anego_) August 16, 2023
リトープスは夏が休眠なのでこの時期には水を与えないようにすることが基本となります。
秋にさしかかり水やりの頻度を上げていきますが、個々のリトープスにより水やりの間隔はまちまちなので、適した感覚を得るためにも、観察をして水やり間隔を決めて与える事をおすすめします。
肥料
リトープスは肥料がなくても育ちますが、もし与えるなら成長期の秋から冬にかけてのタイミングで、緩効性化成肥料を与えてもOKです。
ペース的には2ヶ月に1度で十分です。
夏場は休眠期なので与えないようにしましょう。
病害虫
リトープスが気を付ける病害虫は「ネジラミ」です。
症状としては、根っこに楕円形の白いものがついていたらそれが害虫のネジラミなのです。
そのため植え替えするときに確認するのが大事なポイントです。
ネジラミに侵されていたら、まず根っこを十分洗い
ネジラミに注意しましょう。根っこに楕円形の白い虫のようなものが付きます。植え替え時に、根っこの様子も確認しましょう。もし、付いていたら根をよく洗って薬剤につけてから乾燥させます。十分に乾燥させたら、植えましょう。
あらためて知りたいリトープスのこと
- ハマミズナ科リトープス属
- 栽培温度:8~25℃前後が適温
- 花色: 白,黄色,ピンク,オレンジ
- 開花時期 :11月~1月
リトープスは多肉植物で、見た目がとってもかわいくて珍しい植物です。
ホームセンターで販売されていたリトープスmix鉢(令和シリーズではありません)の中で、一株のみ混ざっていた斑入りの株。入手から約5年が経ちました。
脱皮の度に斑の入り方が変わり、様々な表情を見せてくれています。 pic.twitter.com/jNCSZaRnBl
— 七蔵(ナナゾ) (@nanazo_OAK) August 19, 2023
原産地は南アフリカの砂漠なので、砂漠の中でも、岩の割れ目などに自生しています。暑さには強く、水を体内に溜め込むため、環境に適用するためにこの形になったと言い伝えられています。
そして、形状から小さめなので鉢植えで育てるのが基本、光合成を積極的に行い、春になると脱皮をするのも特徴的です。
コメント