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彼岸花が増えすぎて間引いたり無くしたいときの対処法

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日本の気候に合っている植物なので、道端やいろんなところに自生していますが、意外とまとまって咲いていることが多くありませんか?彼岸花は増えやすい植物なのです。

分球によって増えていく植物で、一度植え付けたら自然に増えていくのでどんどん多くなってしまいます。

彼岸花が多くなりすぎた時には土を掘り返して球根を取り除くことで根絶することができますが1回での根絶は難しいといわれています。(どうしても球根の見落としがあるため)

球根を取り除いた翌年に残った球根から芽が出たらさらに引き抜いて無くしてしまいましょう。

彼岸花は見栄えも良くきれいな花なのできちんと管理して育ててあげると庭の彩りにぴったりです。お庭に植える際の管理の仕方なども紹介していますのでチェックしてみてください!

今回の記事では、

  • 彼岸花が増えすぎて間引いたり無くしたいときの対処法
  • 大量に増える彼岸花の活用方法は?
  • 彼岸花を管理しやすく育てる方法

などを紹介していきますので、彼岸花を育ててみたい人、育てていて増えることに困っている人はぜひ記事を読んで対策を施してみてください。

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彼岸花が増えすぎて間引いたり無くしたいときの対処法

ヒガンバナの性質として一輪花が咲いたとしたら土に埋まっている球根の数は3~5倍ほどあると言われています。その球根がすべていつも咲かせるのではなく数年おきに何個ずつか咲くという風にタイミングがずれています。

一度に咲くことはないものの、多く咲いてしまう、年々増えていくのは困りますよね。

もしヒガンバナを間引きしたい、減らしたい、無くしたいなら、土の中を掘り返して、球根を土の中から根と一緒に取り除くのです。球根は比較的浅めにあるのですぐに取り出せますよ。

1輪咲いたら球根は数倍あるとお伝えしましたが、必ずしも毎年同じ球根から咲いているわけではありません。そのため何年か球根除きを繰り返して根絶していくという流れになります。

球根を取り除いた翌年に残った球根から芽が出たらさらに引き抜いて新たな球根を作らないということも大事になってきます。

間引きであれば、いくつかの球根を取り除くという程度でOKですね。

ヒガンバナの増え方

ヒガンバナはいつの間にか急速に増えているということを良く耳にしますが、急に増えたのではなく、その年にたまたま咲いていないだけで地下にはすでに球根はあるのです。

ヒガンバナの増え方は「分球」。いわゆる球根が分裂して増えていくので、人間が増やす努力をせずとも自然に増えていくのです。

大きな球根から小さな子球ができてそれが芽吹くというのを繰り返しているのでただただ自然に増えていくのは確かです。

ヒガンバナを植えたことがないのに咲くのはなぜ?

ヒガンバナは球根です。増えるときも上記で説明したように分球です。

球根であれば植えてないのに咲くのは不思議な現象ですよね。しかしヒガンバナが自生してポツンと不自然なところに咲いているのをよく見かけます。

この不思議な現象には二つ理由があります。

一つ目は自分が植えていなくても、過去ずっと昔に植えた球根から再度芽が出たというケース。こういうケースはヒガンバナには珍しくなくある現象なのです。

もう一つは、ヒガンバナと似た花で「コヒガンバナ」があります。見た目がそっくりで見分けが付かない人も多いのですが、このコヒガンバナであれば増えるのは種子なので、どこからか飛んできて咲いたということです。

ですので不自然に急に咲いたヒガンバナは上記二つの理由がしっかりあるというわけです。

なんとなく不吉なイメージのあるヒガンバナが急に庭に咲くとちょっと怖いですもんね・・。ちゃんと根拠があるので安心してください。

大量に増える彼岸花の活用方法は?

ヒガンバナが大量に増えて悩みますが、なにか活用法があれば取り除くことをしなくてもよいですよね。せっかくきれいに咲いていますし・・。

いくつか活用法があるので以下に紹介していきます。

  • 食用
  • イノシシ、モグラ、ネズミ対策

昔からヒガンバナは鱗茎を用いて薬にしていて、「石蒜(せきさん)」という生薬です。アルカロイドやガランミタンなどが含まれていて、鎮痛剤、降圧剤、鎮咳去痰などに効能があります。

しかしヒガンバナのアルカロイドは毒草とまで言われるほどかなり作用が強いので、自身の判断で薬用に用いるのは危険ですので止めましょう。

ヒガンバナは実は良質な糊にもなります。

ヒガンバナの糊で貼られたふすまは虫に食われることがないと言われていました。

一時期はヒガンバナの球根がでんぷん糊に使われていたこともあるとか。

食用

これも一時ですが、飢えがひどい時代に食用として用いられたこともあるようです。

ヒガンバナは有毒ではありますが、水にさらし毒抜きをすれば食用にはなり得ます。

球根のためでんぷんがあるので、団子などに混ぜて食べられていたのです。

しかしあくまでも飢饉などの非常のときの話なので、今むやみに食べるのは危険なのでやめておきましょう。

イノシシ、モグラ、ネズミ対策

ヒガンバナには毒があります、地下に伸びる茎に毒が含まれているため、穴を掘って餌を探すイノシシやモグラなどを遠ざける効果があります。

畑などが荒らされる地域ではあえてヒガンバナを植えて対策をしているそうです。

ヒガンバナの毒について

ヒガンバナは毒をもっていてその毒はなんと20種類にも及びます。

特に球根に多く含まれています。その有毒なアルカロイドは口に入れる事で人間には激しい下痢を起こすこともありますし重篤であると痙攣や中枢神経の麻痺をも引き起こしますので、誤って食べないように気を付けましょう。

特に解毒剤などはないので、下剤などの療法で対処するしかなくなります。

彼岸花を管理しやすく育てる方法

ヒガンバナは比較的育てやすく、初心者でも簡単に育てられる花です。

園芸分類 :球根
草丈・樹高:30cm~50cm程度
花色: 赤、白、黄、ピンク、アプリコット、オレンジ
開花時期 :7月~10月頃

秋の訪れを知らせてくれるヒガンバナは深紅のきれい花をひとつだけ咲かせます。

日本では血の色、墓場に咲いているというようなイメージでどうしても不吉なイメージがあるのですが、実は海外では人気の花なのです。その海外の反応もあって日本でも今素敵な花だと見直されつつあり、庭に植える人も増えています。

球根選び

ヒガンバナは球根なので、まず最初に球根を手に入れる必要があります。

球根は夏に売り出され、6月以降で8月になる前くらいに植え付けることでその年にすでに咲くという反応が早い植物です。

なるべく大きい球根を見つけるとその年に咲く確率が高まりますよ。

植え付け

ヒガンバナは以下の流れで植え付けを行います。

  1. 土を深い場所まで耕す
  2. 球根の2倍ほどの深さの穴を掘る
  3. 球根が土に隠れるように植え付ける

もし長年楽しみたいという気持ちで植えるなら間隔をなるべくあけて植え付ける事でどんどん自然に分球で増えていきます。

ヒガンバナに最適な土は水はけと風通しが良い土で、適度な保水力があるものが良いでしょう。

赤玉土と腐葉土のミックスしたものがおすすめですが、初心者であればハイポネックス培養土を使用するとラクチンです。

水やり

ヒガンバナは植え付け時にたっぷりと水を与えた後は、水やりはしなくてOKです。

しかし、あまりにも日照りが続くようだとかなりの乾燥状態になってしまい、球根自体が弱ってしまいますので、日照りが何日も続くようであれば水やりをする程度にしましょう。

肥料

基本的に肥料は必要ないのですが、念のためであれば元肥だけ使い、追肥は使わないようにしましょう。ずっと植え続ける予定であれば、3年に一度くらいで土に堆肥を混ぜておくことで健康に育ちます。

病害虫

ヒガンバナは特に病害虫の心配がありません。

この心配がない点も育てやすい理由のひとつでしょう。

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