庭の雑草対策として根っこから草むしりをするために土を掘り返すのは効果的な方法です。
だいたい30㎝ほど深く地面を掘ることでやっと根っこを取り除くことができ、そこまでできればしばらくその雑草は生えてこなくなるでしょう。
掘り起こした後にさらに除草剤を散布すればより効果的ですが、除草剤を使いたくない時は重曹やお酢を使うことで除草効果があるのでお勧めです。やり方も紹介していますのでチェックしてみてくださいね。
今回の記事では、
- 庭の雑草対策に土を掘り返すのは効果ある？
- 庭の雑草対策には除草剤が一番効果的
- 除草剤以外にもできる効果的な雑草対策とは
- 処理した雑草の使い道はある？
などを紹介していきますので、しつこい雑草をなるべく綺麗に完璧に近い状態に除去したい方は最後まで読んでいただくと有益情報が得られますよ！
庭の雑草対策に土を掘り返すのは効果ある？
結論を先に言うと、庭の雑草対策に土を掘り返すことの効果はあります。
土を掘り返すというのは、つまり雑草の根っこ切りのことを指します。
雑草は表面を刈るだけでは何度でも生えて変わってきます。そのため本当の意味での雑草対策は根っこを切る必要があるのです。
だいたい30㎝ほどの深さの土を掘り返すと、根っこの部分から掘り起こすことになりますので、掘り起こした後、雑草を取り除き、土を元通りに戻すことで、その後に雑草が生えてくるのにはかなり時間を要しますので、いったん完全に雑草を除去した状態になります。
しかしその後、他から風などの影響で飛んできた雑草の種があるとまた新しく芽吹くので、掘り起こしをして土を戻した後に、防草シートを敷くなどの防御対策が必要となってくるのです。
庭の雑草対策には除草剤が一番効果的
なんだかんだと言って、雑草対策には除草剤はとても効果的です。
除草剤ってやっぱ効果あるのか前回めちゃくちゃ抜きにくかった根っこがスッて抜けるようになったすごい(※除草王ではない)
— 鮎海(あゆみ) (@ayu_kurage) August 10, 2023
手軽に一気に除草できるので便利ですよね。
しかし除草剤というのは、その場しのぎになり、その後の更なる対策、防御をしないとまた繰り返し生えてきます。
つまり除草剤での除草は、完璧な雑草対策のはじめの一歩となるにすぎません。
除草剤を撒いて根っこから枯らした後に、防草シートや人工芝や砂利を敷くことで最終的に次なる芽吹きを阻止するのです。
ご無沙汰しております。今日はジャンボにんにくのお世話に来ております。去年は雑草の処理に苦労しましたが今年は防草シート効果で綺麗な畑を保ってます。 pic.twitter.com/jCaedICgWm
— はんだファーム (@handa_farm) March 12, 2016
またその場所にもう植物を植えないと決まっているなら、「土壌処理型除草剤」を使うことをおすすめします。
この土壌処理型除草剤は、これから芽吹く予定の雑草を防ぐ役割を果たします。併用することでかなり効果的な雑草対策になるでしょう。
除草剤だけの対策だと、効果としてはだいたい半年なので結局また元通りか再度除草剤という繰り返しになってしまいますので、除草剤の後の対処がキーポイントとなることを念頭に置いておきましょう。
併せて除草剤を使用する時には、周囲の植物も一緒に枯らさないように注意してくださいね。
除草剤以外にもできる効果的な雑草対策とは
除草剤以外でも効果的な雑草対策はありますので紹介していきますが、これらも同様除草した後の対処はしっかり行っていきましょう。
熱湯
とても安価ですぐにできる方法として、熱湯で雑草を枯らす方法があります。環境にも優しいし安全性の高い除草方法です。
だいたい雑草は温度にして65度以上あたりから枯らすことができますので、65度以上の熱湯を振りかけて2.3日待ってみると枯れてきますよ。
重曹
なんと重曹を使用することで枯らすことも可能なのです。
作り方は水1リットルに対し、重曹150ｇを溶かし薄めます。水の量を変えたい場合はだいたい濃度として7～8％を目安として作ってください。
散布用のポンプなどに入れて散布しても良いですし、ジョウロでもOKです。
重曹は雑草を壊死させる役割を果たすので効果的ですしこれも安全性が高い方法ですよね。だいたい1週間前後で枯れ始めると言われています。
酢
酢の強い酸性気質が根っこに浸透することで雑草を枯らすことができます。
これもまた安全性が高いのと、家にあるものなのでコストもかかりません。さらに除草効果を高めるために食器用洗剤を混ぜて酢液を作って散布しましょう。
作り方として、酢をそのままスプレーボトルにいれて散布してもOKですが、水で多少薄めてその中に台所洗剤小さじ1を混ぜることで葉っぱに染み付きやすくなりますよ。
草刈りを業者に依頼
自分で作業することがめんどくさいなら最終的には業者依頼です。
業者依頼なら自分でするより綺麗になりますし面倒もありません。だた費用が掛かる点は仕方がないですよね。
だいたい30坪あたり10,000円～というところが多いようですが、見積もり依頼を最初に掛けると安心です。
処理した雑草の使い道はある？
除草したはいいけれども、あとは捨てるだけというのが通常ですが、処理した雑草には他に使い道はあるのでしょうか？
処理した雑草の使い道は2つあります。
- 肥料にする
- 家畜のえさ、薬草にする
肥料にする
実は雑草は肥料にすることが可能なのです。
雑草はいわゆる植物を育てる時などに用いられる「堆肥」という肥料になりうるのです。家庭菜園をしている方はぜひ活用してほしいところです。
それに雑草が肥料になるということは微生物の発酵を利用することなので環境の面でも優しいと言えるでしょう。
家庭で堆肥を作るのであれば、コンポストを利用して作ったり、他の箱のようなもので作ることも可能です。もし雑草だけで作るなら庭に穴を作ってそのうえに乗せて発酵させるだけでもOKです。
家畜のえさ、薬草にする
雑草は家畜のえさになったり薬草として使うことが可能です。
しかし、実際に家畜を家で飼っていなかったり、薬草にするにも技術がいるので一般的にはなかなか難しい方法です。
しかし実際に一般の社団法人などが、雑草のスギナを漢方にして使われていることに目をつけて雑草を乾燥させてお茶にし、「スギ玄米茶」として販売している実績もあるのです。
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