挿し木のできる果樹の選び方と育て方:完全マニュアル

スポンサーリンク

挿し木ができる代表的な果樹は下記の6つの果物です。

  • レモン
  • ブドウ
  • キウイ
  • ブルーベリー
  • ラズベリー
  • イチジク

挿し木で繁殖させるのに大事なポイントは水分、湿度のキープです。根っこがないため吸収する水分が少ないのに対し蒸散量は多いのでたっぷり水分を与えておくことです。

今回の記事では、挿し木のできる果樹について、挿し木のメリットとデメリット、挿し木の方法とコツ、挿し木失敗のサインと対処法を紹介していきますので、挿し木のできる果樹の選び方と育て方がよくわかりますよ!

スポンサーリンク

挿し木のできる果樹はどんなものがあるの?

 

挿し木ができる果樹は以下の通りです。

  • レモン
  • ブドウ
  • キウイ
  • ブルーベリー
  • ラズベリー
  • イチジク

柑橘系は挿し木が難しいと言われるのですがレモンは大丈夫です。

「挿し木」というのは、茎や根ではない箇所の一部分を切り取ってまた新しく植えるというやり方で繁殖させる方法の一種です。植物の種類によっては挿し木ができないものや難しいものがありますが、多くの植物は挿し木によって繁殖させられます。

ちなみに挿し木が難しいと言われている果樹は、アセロラやバラ科のサクランボ、リンゴ、ナシ、モモ、ビワなどです。

挿し木ができる果樹といっても必ずしも成功するわけではありませんので正しいやり方をすることがポイントとなってきます。

基本的な挿し木の基本的なやり方は簡単で以下の通りです。

  1. 挿し木にする枝を決めて切る
  2. 切った枝を水につける
  3. 指し床に挿す
  4. 水をたっぷりと与える
  5. 風通しがよく日当たりのある日陰で管理していく

挿し木は種まきで育てるより短い期間でたくさんの苗を作ることができますので時間削減につながるうえに手間もかかりません。詳しい挿し木の方法とコツは後ほど紹介しますね!

挿し木のメリットとデメリット

繁殖方法には挿し木、接ぎ木、種まきなど方法がありますが、挿し木は比較的簡単な繁殖方法です。挿し木で繁殖させるにはメリットとデメリットがありますので解説していきますね。

挿し木のメリット

  • 難しい品種が育てやすい
  • 病害虫に強くなる
  • 一度に多くの苗を作ることができる
  • 生育、開花、実がなるのも早い

挿し木のデメリット

  • 浅根っになりがちで寿命が短くなる場合がある
  • 挿し木できない植物もある

ちなみに接ぎ木の場合はメリットとして品種の特性が維持され受け継がれることや、挿し木で繁殖が難しいような植物でも接ぎ木は繁殖が可能なこともあります。

例えばモモやクリや柿などは挿し木が困難で種まきだと品種の特性が無くなるのですが接ぎ木での繁殖は可能なのです。

反対に接ぎ木のデメリットは、作業に手間がかかることや技術が必要なことです。さらに接ぎ木したものの寿命が短くなる傾向がある点です。

上手に育てる挿し木の方法とコツ

挿し木するときの一連の流れとコツを紹介していきます。

挿し木前の準備

  • 挿し木に使うはさみやカッターは事前に汚れをふき取り除菌をしておきます。
  • 挿し木するための土を以下のようなもので用意します。

※水はけがよく清潔な用土が必要です。販売している挿し木用の土を使うと簡単ですが、川砂や鹿沼土の小粒、赤玉土などを使うと良いです。その土は鉢底から吸わせて湿らせておきましょう。

挿し穂の準備

「挿し穂」というのは挿し木に使う枝のことです。良い枝を使うということが大事なので、選択する時には日にあたってよく成長している株から太めの若い枝を選ぶようにしましょう。

挿し穂の切り方

切った枝を発根しやすいように樹木の場合は10㎝くらいに切っておきましょう。そして吸水をよくするために切り口の面積を大きくしておくことがポイントです。よく切れるナイフでギザギザにならないようスパッと切りましょう。

切るときも茎をつぶさないように注意しながら斜めに切ってくさびのような形になるようにしてください。

切った後の挿し穂ケア

切った後の挿し穂を十分に水揚げします。

その後挿し穂の切り口に初根促進剤を塗っておくことが発根しやすいのでお勧めです。

そして挿し木から発根しやすくするためのコツを解説していきます。発根しやすくするためのポイントは5つあります。

  • 葉の枚数を減らす
  • 腐りづらい土を選ぶこと
  • 湿度を高めに保つこと
  • 地温を上げる
  • 発根促進剤を使う
葉の枚数を減らす

挿し木をするのに最も大切なのは水分のキープです。水分が逃げるとしおれていくので挿し穂の水分をキープするために各葉っぱを半分にカットして面積を小さくしておきましょう。

葉の面積を減らすことによって蒸散量を抑えるようにします。

腐りづらい土を選ぶこと

挿し木を発根させやすくするために土も大事なポイントになります。挿し木に使う土は腐りづらいものを使用しましょう。

市販の挿し木用の用土を使うと安心です。もし市販のものを使わなくてもまずは肥料の入っている土は使わないことがコツです。

湿度を高めに保つこと

植物の表の湿度が高いように保っておくことが大事です。湿度を保つ方法は以下の方法があります。

  • 霧吹きを使用して葉っぱを湿らせる
  • 挿し床全体をビニール袋で覆う

挿し木は根っこがないという状態が特徴ですよね。だから根から吸い上げる水分がないため水分が蒸発するのが早いのです。その水分を逃がさないために湿度をなるべく高く保つことがポイントになります。

地温を上げる

気温が低いと挿し木は失敗しやすいと言われます。その対策として行われるのは使い捨てカイロで地面の温度を温めるという対策を見かけます。

温水を循環させることや業務用の電熱線を利用するのもよいですがなかなか設備がないでしょうから使い捨てカイロが一番手軽ですね。

地面の温度を上げておくことで発根率の向上もそうですが、発根の量やスピードも格段に良いものになります。

発根促進剤を使う

前述で説明しましたが発根促進剤を使うと初根率はあがります。発根率をあげるための薬剤なので頼れる製品です。

発根促進剤とは植物ホルモンが多く、「ルートン」というものが主流で人気になっています。人気の理由はコスパが高いという評価です。

 

こんなサインは挿し木失敗かも!対処法とは

挿し木に失敗したサインには以下のようなものがあります。

  • 病害虫の発生
  • 根っこが張らない

病害虫の発生

挿し木の失敗と判断できるのは、挿し木に病害虫が発生してしまった時です。

ハダニが発生し葉が枯れることが多いようです。すべての葉っぱが枯れてしまってはどうにもなりませんが、一枚の葉っぱだけであればハダニを退治してまた復活させることができるかもしれません。

ハダニが発生した部分の葉は切り落とし処分して、水分をたっぷり与えて地温を上げましょう。

根っこが張らない

挿し木に根が張らないと失敗という判断になります。

根っこが張らなかった理由は、上記の挿し木のやり方に不備があったからということになります。たとえば用土が向いていないものを使用していた、乾燥させていた、気温が低い時に挿し木をしたなどが当てはまります。

もしくはそもそも挿し木に向かない植物だったということも考えらえます。

この場合の対策としては、再度挿し木をするしかありません。

そして根っこが張らないわけではなくすごく時間がかかってしまうという現象が起こる原因は、挿し穂の切り口部分に「カルス」というものが形成されてしまった時です。このカルスができるのは挿し木のタイミングがずれた時にできると言われています。

しかしカルスの形成が理由の時は発根をあきらめなくて大丈夫です!時間がかかっても翌年出ると言う場合もありますので、待つこともひとつの策です。

葉が茶褐色、もしくは落葉する

葉っぱで失敗を判断することもできます。

挿し木したての時の葉っぱは緑色だったものが茶色がかり茶褐色になっていたらすでに木が死んでいます。ただこの時点で穂木が生きていればかすかに発根しているかもしれないのでまだ可能性はありますが、高い確率で挿し木失敗ということです。

もう一度挿し木をし直すのが対策となりますが、もし茶褐色一面でなく緑の部分がまだあるようであれば至急たっぷりの水分を与え、湿度を上げ地温も上げる事で復活できるかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました