充電ケーブルの破損やちぎれや故障において、補強するのに使用するものはマスキングテープでも大丈夫です。
しかし、仮止めとして一定期間、新しいケーブルを購入するまでの間の代替え品として使用するものとしては大丈夫と言えますが、継続して使い続ける事はお勧めできません。
マスキングテープははがれやすいことがメリットなので、途中ではがれてくる可能性が高いからです。また、発火や機器類の故障にもつながりかねませんのであくまでも一定期間の代用品と考えましょう。
新しいものを買うまでの代替品として使用する際にも安全に使用するためには絶縁テープがおすすめです!詳しく紹介していますのでチェックしてみてくださいね
今回の記事では、
- 充電ケーブルの補強はマスキングテープでも大丈夫?メリットとデメリットの紹介
- 充電ケーブルなどの電気ケーブルを補強する際におすすめのテープ
- 細いケーブルを痛んだり切れたりせずに長持ちさせる方法とは
などを紹介していきますので、充電ケーブルが切れたときの対処法や切れないコツをGETして長く使えるようにしていきましょう。
充電ケーブルの補強はマスキングテープでも大丈夫?メリットとデメリットの紹介
充電ケーブルの補強としてマスキングテープで止めることはできて、絶縁テープの代わりになり得ます。セロハンテープやビニールテープも同様に代替品になります。
ただし、ずっと使い続けるのではなく、あくまでも新しいケーブルを購入するまでの仮止め扱いにする方が良いでしょう。
実際に一年間マスキングテープで補強したまま何事もなく使い続けている実績もあれば、発火等のリスクもないとは言い切れません。併せてiPhoneの故障や充電器の故障に繋がることもあるかもしれないのです。
充電器ケーブルの補強として、マスキングテープを使うメリットは、簡単にケアできて充電器を使い続けられることで、デメリットはやはり火災や機器の故障に繋がるリスクがあることです。
絶縁テープの温度に対する耐久性は、新製品のものほど高い耐久力があります。ですので、安価な輸入ものの塩化ビニルタイプの絶縁テープでは、その摩耗性と言う点で劣ることはあるでしょう。
そして温度と言う点での注意点ですが、絶縁テープの粘着性や、その素材については化学製品のひとつですので、燃えないことはないのです。
あくまでもマスキングテープを補強として使うのは自己責任ということになります。
充電ケーブルなどの電気ケーブルを補強する際におすすめのテープ
充電ケーブルなどの電気ケーブルを補強する際にお勧めのテープは「絶縁テープ」です。
絶縁テープというのは、「電気を通さない」ことができるテープのことを言います。ですので、一言で絶縁テープと言っても種類はたくさんありますがほとんどがホームセンターなどで販売しているので手に入れやすいものです。
ビニールテープ、アセテートテープと呼ばれるものなどがあって、電気を通したくないところに貼り付けることで電気を切ってくれるのです。配線を束ねる時にもよく使用されていて危険性が無いため安心して使えます。
充電ケーブルなどの電気ケーブルを補強する際におすすめのテープを紹介していきます。
- ビニールテープ
- アセテートテープ
- 自己癒着テープ
- ガラスクロステープ
それぞれの特徴を解説していきます。
ビニールテープ
塩化ビニールを使って作られているビニールテープで、以下のような特徴があります。
- 電気の絶縁性が高い
- 柔軟性が非常に良い
- 伸びやすい
- 燃えづらい
これだけみても安心感がありますよね。
耐寒性にはかなり優れているのですが、耐熱性としては弱いので、熱が加わるとべたべたになってしまう傾向があります。
アセテートテープ
アセトテープとは布を材料にしている絶縁テープのことです。
手ですぐに切れるのでとても使いやすいのですが、素材が布のため伸縮性がないので伸ばしながら貼ることはできません。
アセテートテープ。
難燃性の布地のテープで、頑丈だし見栄えもいいので配線を巻くときに便利。 pic.twitter.com/2B312MAnDn— 人妻 (@batabataXK11) April 3, 2023
しかしかなり柔らかいので凹凸のある場所でも貼りやすいということと、熱に強いというメリットがあります。
自己癒着テープ
自己癒着テープはその名の通りなのですが、粘着剤が使われていないのにくっついてしまうというテープです。
電気の絶縁性も高く、さらに耐久性もあり耐水性にも優れているのでかなり強力なので業務用に使用されることが多いテープです。
巻き付けていくことは可能ですが逆に平面に貼ることができないテープとなっています。
ガラスクロステープ
ガラスクロステープも一般の人が家庭で使う機会はほとんどないですが、業務用に販売はしています。
不燃性の上に耐熱性が高く電気の絶縁にはもってこいの素材です。
180℃くらいの高温でも大丈夫なので耐熱コイルなどの絶縁に使われることが多いのです。
さらに、家庭用電圧よりも高いボルトに対応もできる安全性が高いテープとなっています。
ここで絶縁テープを選ぶときのポイントとして以下の2点が重要になってきます。
- 電圧のかかる量
- どれだけ高温になるか
絶縁テープを選ぶときに大切なのは「電圧がどれだけかかるか?」という点と、何度まで温度が上がるものに使うのか?という点です。
もちろん使い勝手なども大事ですが、まず最優先として安全性の確保が大事ですよね。
例えば、テープが燃えにくいという基準として、「UL510」の認証を受けているかどうかが判断の基準にできます。安全基準でいえば、「国産である」ということも重要点になってきます。
細いケーブルを痛んだり切れたりせずに長持ちさせる方法とは
iPhoneをはじめスマホやタブレットのケーブルは細いですよね?
その細いケーブルの中に何本もの細い銅線が入っていて銅線が包まれてできています。ちょっときつく伸ばしただけで銅線が切れたりして断線してしまいがちなのです。
細いケーブルの断線というのは、包まれている全体が切れたものではなく、包まれた中さらに細い銅線一本がきれてもダメなのです。
さらにケーブルとコネクタがちぎれてしまって使用すると発火の恐れもあります。
細いケーブルを長持ちさせる方法を解説していきましょう。
- 引っ張ってケーブルを抜き差ししない
- 充電しながらケーブルを引っ張らない
- ケーブルを巻き付けない
引っ張ってケーブルを抜き差ししない
これみなさんよくやりますよね?
充電が終わってケーブルを抜くときに、根本ではなくケーブルをもって抜くことよくありませんか?
この行為は間違いなく接続部分に負担をかけていますし、何度もしていると銅線が切れてしまいます。
しっかり根元のコネクタをもって抜き差しするようにしてください。
充電しながらケーブルを引っ張らない
スマホを充電しながら電話をする、lineをする、ゲームをするなどしているとケーブルがねじれます。ケーブルの中の銅線が何度もねじれると断線するリスクが高いでしょう。
銅線は見えないので外側だけでは少しねじれている程度でも中の細い銅線にはかなりの負荷がかかっています。その負荷を何度も繰り返してかける事で断線してしまうので、ねじらないこと、無理に伸ばさないことを心がけてください。
そもそも充電器につなぎながらスマホを使用することはやめることをおススメします。
ケーブルを巻き付けない
ケーブルを持ち運ぶ時などにまとめたいがためにケーブルを巻き付けたり結んだりすることがあると思います。
しかしそれは断線のリスクを高めます。巻き付ける事でケーブルはねじれますので銅線に負荷がかかり痛むことになり、充電ができないような断線状態になってしまうのです。
ケーブルの寿命
そもそもだいたい細いケーブルの寿命はだいたい5年前後です。
5年経過したら純正の新品を買いなおすことが奨励されています。
さらに前項のようにねじったり、充電したまま使用したりということで摩耗が早いと仮定すると3年前後が良いのかもしれません。
例えば断線を防ぐための保護カバーなどを使用するともう少し長持ちして使うことができるかもしれません。
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