金木犀の木になった実は食べることはできます。毒があるという噂は確かにありますが、実際に毒があるという根拠は全くないようです。大量に食べたら良くないのかもしれませんね。
金木犀が食べられるということですが、実際に美味しく食べるレシピなどもネットで共有されているんですよ。いろんなレシピがあるのでチャレンジしてみると良いかもしれません。
イメージ的には金木犀と言えば「香り」ですよね。香りも活用方法を工夫することによって楽しむことができるんですよ。
今回の記事では、
- 金木犀の木になった実は食べられる?味や毒はない?
- 金木犀は花も食べられる!味やおすすめレシピは?
- 金木犀の香りを楽しみたいときの活用方法!
- もっと知りたい金木犀のあれこれ
- 似ているけど違う?金木犀と銀木犀
などを紹介していきますので、金木犀のいろいろな活用方法を知りたい人はぜひ最後まで読んで楽しむ方法を見つけてください。
金木犀の木になった実は食べられる?味や毒はない?
実はそもそも金木犀に実がなること自体レアなんですよ。
金木犀はもともと日本には雄株だけしかなかったのです。雄株だけでは結実しませんよね?でも実際チラホラと結実している木を見かけるようになり、雌株もいつの間にか入ってきたのかも・・・と言われているのです。
そして金木犀は食用になります。実際の原産地は中国なのですが、中国でも食用として使われているんです。それが由来して日本でも食用にしていることを耳にするようになりましたが、鹿児島では金木犀の葉っぱをお茶にしていることは有名です。
原産地の中国では花をつかって砂糖漬けをしたりして甘さを活かしているそうです。
そして金木犀には「毒がある」という噂や、葉に少量の毒があるという噂もあります。
細かく調査をしてみましたが、確かに噂はあります。しかしどれも噂どまりで根拠がある資料などは一切ありませんでした。
もし毒があったとしても、大量に食べるということがなければ特に問題はないでしょう。
ちなみに、金木犀の花言葉はちょっと妖艶で、「誘惑」「陶酔」というようなものです。やはり香りが特徴であることが象徴なのでしょうね。
木が見えないところからでもすでに香りが出るほど強い香りであることや、夜が一番香りが強くなることから誘惑、陶酔などの言葉になったようです。
ちょっと不気味なイメージが強いようですね。
金木犀は花も食べられる!味やおすすめレシピは?
金木犀は花も食べる事ができます。ただし、大量に食べるのはNGです。
ここで金木犀のおすすめレシピをピックアップしていきます。
金木犀のシロップ漬け
一番作りやすくメジャーなレシピが金木犀のシロップ漬けです。
材料
- 砂糖 100g
- 白ワイン 100CC
- 金木犀の花
- 金木犀の花のゴミと軸を取る
- 数回繰り返して金木犀の花を洗う
- 鍋に白ワインと砂糖を入る
- 煮る
- 鍋の中の砂糖が溶けたら、金木犀の花を加える
- 弱火で煮て沸騰後3分で火を消す
- うちに保存瓶に入れる
- 粗熱がとれれば、冷蔵庫に入れて保存
金木犀ゼリー
金木犀のゼリーはおいしさだけでなく見た目もきれいなのでホームパーティーなどにおすすめです。
材料
- 大きめタッパー1つ
- 金木犀:5枝
- 水400ml
- 砂糖100g
- レモン汁大さじ1
- ゼラチン5g
- 枝から花びらだけを取り、ゴミや枯れてる物を除く
- キッチンペーパーで優しく拭き取る
- ゼラチンを水大さじ1(分量外)でふやかす
- お湯を沸騰させる
- お湯に砂糖、レモンを入れる
- 金木犀を入れる
- 沈んできたらゼラチンを入れて混ぜる
- あら熱をとる
- タッパーに流し込む
- 冷蔵庫で2時間冷やす
金木犀のお茶
金木犀のお茶も地方によっては日本でもよく飲まれているお茶です。
材料
- 緑茶(茶葉2に対して花1)
- きんもくせいの開いたばかりの花
- 金木犀の花をザルにのせ、水でさっと洗う
- ペーパータオルで水分をとる
- フライパンにオーブンシート敷き、焦がさないように緑茶を煎る
- 粗熱のとれた緑茶に花びらを混ぜる
- 熱を冷ます
- 密閉容器に入れる
容器に入れた後は1日ほど置いておくことで香りがよくなじみます。
金木犀の香りを楽しみたいときの活用方法!
金木犀の香りは、まずは万人ウケする香りであること、そして、金木犀の香りによって良い効果をもたらすことがあるのです。
それは虫から守れることと食欲を抑える効果です。
金木犀で防虫、ダイエット、癒しの時間に活用できるというわけですね。
活用しやすくする方法をいくつかピックアップしてみます。
モイストポプリにする
9月10日(日)おだわら市民交流センターUMECOで、 #モイストポプリ の #アロマワークショップ 開催しました☺️ご参加ありがとうございます☺️香りが長く楽しめるといいねー☺️https://t.co/Nl60KyBkDs#umeco#おだわられもんラボ#おだわられもんエッセンシャルオイル#もったいないを楽しもう pic.twitter.com/1OsdfGQ3Hy
— odawaralemonlabo (@odawarakataura1) September 11, 2023
材料:ビン、あら塩、金木犀の花
- 瓶を熱湯で消毒する
- 瓶に粗塩を敷く
- 金木犀の花びらを載せる
- サンドイッチしていくように②と③を繰り返し重ねていく
- 1ヶ月冷暗所で保管する
バスソルト
バスソルトにしたい場合は上記のモイストポプリを使います。
上記モイストポプリを少量取り出し、お茶パックの中に入れるだけでOK。
それをお風呂に浮かべましょう。
疲労回復やリラックス効果が高いと言われています。
ルームフレグランス
おうちが金木犀の香りになると優雅な気分で毎日帰宅が楽しくなりますね。
材料
- 金木犀の花
- 遮光瓶
- 無水エタノール
- 金木犀の茎やゴミを取り除く
- 瓶の7割近くまで金木犀の花を入れる
- 無水エタノールを瓶の8~9分目までいれる
- 蓋をする
- 冷暗所で約2か月間寝かせる
もっと知りたい金木犀のあれこれ
金木犀はどのような植物なのでしょうか。
原産国は中国の植物で、日本には江戸時代に伝わってきました。主に鑑賞用の花木としての立ち位置です。
金木犀の一番の特徴は「香り」。甘くて癒される香りとして有名で三大香木の一つとして愛されています。
名前の由来は、木の幹の皮が「犀」サイひ皮膚に似ていて、オレンジの花が黄金のきれいな木ということだそうです。
- 和名 :金木犀
- 科・属名: モクセイ科・モクセイ属
- 原産地 :中国
- 草丈・樹高: 3〜6m
- 花の色 :オレンジ
金木犀は、だいたい秋の9月の終わりから10月にかけて開花します。それだけでなく四季咲きの金木犀もあり、それは春と秋の二回花が咲きます。
少し前項でふれましたが、じつは金木犀には以下のように花言葉がたくさんあるのです。
- 謙遜
- 気高い人
- 真実
- 初恋
- 陶酔
- 隠世
これらは、小さい花である姿を由来にしたもの、香りを由来にしたものがあるようです。
似ているけど違う?金木犀と銀木犀
みなさん「金木犀」は馴染み深いと思いますが、「銀木犀」があるのはご存じですか?
見た目はけっこうそっくりなのですが、実は銀木犀は、金木犀の元になった品種です。
銀木犀は常緑の高木で、10メートル近くまで伸びます。
似ている見た目ですが、花の色が違うのが最大の特徴で銀木犀は白っぽいの花を咲かせます。
そして葉っぱの形も違い、銀木犀は葉っぱがギザギザなのです。
何よりも違うのは香りで、銀木犀ほどの香りは感じられません。
見分けるには花の色と葉っぱの形状と香りの強弱がポイントとなってきます。
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