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飼育している金魚がポップアイ(目の突出)になっているか見分ける方法|症状や原因治療方法など

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ポップアイというのは金魚の目の周りが膨らんで見た目が出目金のように目が飛び出て、目の周りも腫れているように膨らむ病気です。

ただし目の周りの腫れなどは小さい物もあったりポップアイではない場合もあります。

見分けるためのチェックとしては、いつもより不自然に目立飛び出ていないか?左右で目の出方が違わないか?という点を見てください。

そして目が飛び出ると残念ながら元に戻る可能性は低いので目が見えなくなりますが、金魚の寿命に影響はありません。ただし見えないことでの二次被害は注意しておかなければいけません。

今回の記事では、

  • 飼育している金魚がポップアイ(目の突出)になっているか見分ける方法
  • ポップアイの症状や原因治療方法など
  • ポップアイで目が見えなくなった金魚はどうなる?
  • ポップアイだけじゃない!気を付けたい金魚の病気の症状と原因対策方法

などを紹介していきますので、金魚の目が気になっている方、金魚の病気が気になる方は最後まで読んで原因や対処法を知って対応してあげてください。

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飼育している金魚がポップアイ(目の突出)になっているか見分ける方法

飼育している金魚の目の突出が起きていたら、ポップアイを疑います。

ポップアイとは、目のまわりが跳ね上がり眼球も出てきて出目金のような見た目になるのですが、これは病気の一種です。

さらに悪化すると腫れている部分に滲出液がたまることもあるのです。

しかし逆に軽度なものであれば、目つきが変わったようにだけ感じるケースもありますので判断が非常に難しいのです。

ひとつ見分けるわかりやすい方法は「出目金のようになっているかどうか」ということですね。

最初の段階では目の周りが充血し始め、顔つきが変わったように感じます。そして目が少しづつ出てきていると確信したならポップアイだと判断しましょう。

その判断を下すには、日ごろからチェックをして変化に気づくようにする必要があります。金魚の真上から見て目が出すぎていないかチェックしてみましょう。

また左右の目で目の出方が違ってくるのもポップアイの予兆とされますので気を付けてチェックしてください。

最初の段階の金魚の写真を撮影しておくと比較しやすくて役立ちますよ。

ポップアイになる金魚には様々な要因がありますが、換水不足や脂肪過多などによるもの、常在菌が原因のものなどです。なんらかのストレスがかかることで金魚の免疫力は下がってしまい病気に繋がりやすくなるのです。

ポップアイの症状や原因治療方法など

酷な話をすると、ポップアイになり目が飛び出してしまうと自己治癒は望めませんので元に戻らない確率が非常に高いのです。

完全に眼球も飛び出してしまえばもう手遅れでそのまま育てるしかないのですが、初期段階であれば適切な対処で症状を改善することは可能なのです。

まずはポップアイという病気の症状、原因などをしっかり把握しておきましょう。そのうえで治療方法を紹介していきます。

ポップアイ症状

ポップアイの症状は目の色の変化と形状が以下のようになっていないかチェックしてください。

  • 目が腫れている
  • 目が飛び出しているように感じる
  • 目が濁っているように見える
  • 充血している

この初期段階で気づけるかどうかが今後の改善のキーポイントになってきます。初期段階の場合、目の充血と腫れであれば低酸素症のケースもあります。

ここから病状が進行すると、さらにが眼圧が上昇し、組織の壊死までいくと目が完全に取れてしまうことも。

ポップアイ原因

そもそもポップアイになる原因はいくつかあります。

  • 水質悪化
  • ウイルス、細菌
  • 寄生虫
  • 腫瘍
  • 気泡病

この中でも最も多い理由が「エロモナス菌」なのです。

エロモナスという菌は水槽の中でも淡水でもどこにでもいる菌であり特別な菌ではない常在菌です。ですので健康な金魚であれば常在菌と共存します。

しかし水質悪化など金魚の免疫力が低下しているとエロモナス菌が増殖してポップアイのリスクが急激に高まるのです。

最初に水質の悪化などから消化不良を起こし、エロモナス感染を起こし、ポップアイになっていくという流れです。

水質悪化以外の理由として稀ですが、金魚がケガをしていてそこから菌が入り感染するというケースもあります。

一番はどんな理由であれ、金魚の免疫力が低下しているからこそつながる病気だということを念頭に置いておきましょう。

ポップアイ治療

ポップアイになったとき、末期段階ではもう手の施しようがないのでそのまま放置ということになってしまいます。ただし、ポップアイと金魚の寿命は関係ありませんのでその点は安心してください。

初期症状時の対処法

少し目が出ている、眼球が濁っていると感じた段階であれば、急いで換水し水槽内の環境をきれいにしましょう。

  • 8割ほどの水を替えること
  • ろ過フィルターを掃除すること

以上2点のことを実施してください。

そして換水した時には、水を前回より浅めにして水圧を下げるようにしてみてください。

水を少なくするということはそれ以降の水替えも頻繁に行う必要性がありますので水質管理を怠らないようにしておきましょう。ただし水替えは全部でなく6~8割程度にしておくようにしてください。急激な水替えは金魚のストレスになってしまい、逆に病気を悪化させかねません。

中期段階の対処法

目が明らかに突出していて、エロモナス菌が原因だとわかったらまず塩水浴を施してあげましょう。

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だいたい0.5前後の塩で塩水を作ってください。0.5gはだいたい金魚の体内の塩の濃度と同等です。

もし薬が良いのであれば、「グリーンFゴールド顆粒」の薬浴でもOKです。薬浴は、3~5日間継続し、患部の殺菌をして、その後0.5前後の塩水浴を1週間ほど行いましょう。

それでも改善がみられない場合は「薬餌」をしましょう。

「観パラD」を浸した餌を与えてください。末期だと食欲も減少しているのでなるべく早めの判断で薬餌をしましょう。

もう一つ大事なことに、エロモナスは他の金魚に感染します。発症した金魚がいるならすぐに違う水槽に移すことをしましょう。

ポップアイで目が見えなくなった金魚はどうなる?

ポップアイで目が見えなくなってしまった場合、残念ですがもう目が再生されることはありません。

しかし金魚の寿命には影響しないのでちゃんと生きられますので安心してください。

金魚としても片目になってしまった時はしばらくパニックもあるでしょうが、毎日のことにその状態に慣れていきます。

しかしシンプルに考えて人間もそうですが、目が片目見えないなどの状態だと視野がせまくなりますし、見えない方の目の周囲の景色が見えないので、水槽の中の障害物にぶつかってケガをしたりします。

つまり心配なのは、片目になってしまったこと自体もそうですが、片目になってしまって起こりうる二次災害によってケガや死につながることがあるのです。

例えばほかの魚に狙われて通常であれば逃げ切れるものを、目が見えないため逃げれず食べられてしまうことも二次災害ですね。

そういう点に気を付けるためにも、もしポップアイになり目を失った場合は、単体の水槽で育てることをおすすめします。その際には装飾もあまりない環境にしてあげましょう。

ポップアイだけじゃない!気を付けたい金魚の病気の症状と原因対策方法

ポップアイは最悪、目を失ってしまう病気なので怖いのですが、金魚には他にもかかりやすい病気が多くあります。

金魚は繊細で環境やストレスで免疫が下がり、病気にかかりやすい魚と言えます。金魚がかかりやすい病気は以下のようなものがあります。

  • 白点病
  • 尾腐れ病
  • 松かさ病
  • 水カビ病
  • 穴あき病
  • 穴あき病
  • エラ病

しかし病気になったからと言って諦めないでください!初期症状の時点で気づくことができて適切な対処をすることにより、2週間前後で回復することが可能なものばかりです。

大切なのは初期の症状が軽い段階で気づくことなので、毎日の観察を欠かさないようにしましょう。

そして、その病気どれにも効果的なのは「塩水浴」です。金魚の体内濃度と同じくらいの塩を入れた水で泳がせることで自然治癒力がUPします。初期段階であればこの塩水浴だけで回復することもあります。

それでもダメな場合は、隔離水槽に移して薬欲や投薬を行い、回復を目指しましょう。

白点病

金魚のかかりやすい病気に白点病があり、白点病は進行しすぎると呼吸困難を起こしてしまう病気です。

症状

ひれの部分に白いぶつぶつが発症します。そこから広がり最後には窒息死につながる病気です。

原因

ウオノカイセンチュウという寄生虫が湧くことで白点病になります。この寄生虫は、金魚が体調を崩した時、つまり免疫力の低い時に発生します。

治療法

薬浴で治療することをおすすめします。

白点病に有効な「アグテン」「メチレンブルー」を用いて薬浴をしてあげるのです。

28度前後の水温で薬浴し、1週間くらい継続することで改善が見られ、白点も消えていくでしょう。

尾腐れ病

おぐされ病は金魚だけでなく魚類に全般にある病気です。

症状

まずひれが切れてしまいボロボロと崩れていき、ひれが全体的に小さくなってしまいます。

原因

この病気の原因は細菌でカラムナリスという最近の仕業です。常在菌なのですが、水質悪化、水温上昇、水替えの少なさ、水槽環境の悪化、金魚の免疫低下などで感染してしまうのです。

治療法

この病気も薬浴が効果的です。

薬は「メレチンブルー」「観パラD」などを用います。特に「観パラD」は強力なので完治につながるのでおすすめです。

松かさ病

松かさ病は金魚特有の病気であまり原因や詳細がはっきりしていない部分もあります。

症状

鱗が逆立ってくる病気です。体液を排出できず、身体がむくみきってしまう症状があります。。見た目ですぐにわかるでしょう。

原因

この原因がはっきりしていないのですが、おそらくエロモナス菌が原因ではなではないかと推測されています。

しかし金魚の内臓機能の低下自体が原因になっているともいわれているのではっきりはしていません。

治療法

松かさ病は薬浴の効果が薄いので、薬を浸透させた餌を与えることが有効的です。治療薬としては、「グリーンFゴールド」がおすすめです。

餌を日ごろからよく食べる時間に与えてみてください。

この松かさ病は改善が難しい病気なのですが、水替えを毎日行い水質を綺麗に保つことで体液が排出しれ始め、改善が見られたという症例もあるようです。

水カビ病

水カビ病も魚一般にかかる病気で金魚がよくかかる疾患です。

症状

金魚が綿に包まれているような状態であれば水カビ病で、この綿こそがカビなのです。

原因

水質の悪化が主な原因で、水質悪化により菌が増えて感染してしまうのです。

包まれた綿の状態で放っておくことで最終的に死んでしまうことになりますので早めの対処が必要です。

治療法

軽度の時は水替えを頻繁にすることで改善が見られます。

中度になっているのであれば、松かさ病と同様に「グリーンFゴールド」などの薬を使って薬浴を行いましょう。

穴あき病

穴あき病に関しても魚がなる病気で金魚に特化したものではありませんが、鱗に症状が発生します。

症状

腫瘍としてぽつぽつとしたでき物が見え始め、鱗が剥がれて穴が開いてしまう症状が見られます。

原因

この穴あき病の原因はエロモナス菌で、ポップアイと同様です。水質悪化や何らかのストレスにより金魚の免疫低下で発症します。

治療法

まず初期段階では、「観パラD」などによる薬浴です。

しかし、さらに悪化することで筋肉感染が起こり違う菌が発症し始めて薬浴だけでは治療として足りなくなります。

そうなると薬をしみこませる餌を食べさせることになりますが、薬餌は食べてくれないと意味がないのでタイミングを見計らうのが大変です。

できるだけ初期段階で薬浴させて治療したいところです。

エラ病

エラ病は金魚が最もかかりやすい病気で、症状が激しいので見てすぐにわかります。

症状

金魚が呼吸困難におちいっているため、水面でパクパクさせていたり、すごいスピードで泳ぎだしたり、動かなくなることもあります。

その時にはエラが白くなっていてめくれ上がってくる症状も同時に起きてくるでしょう。

原因

こちらのエラ病の原因もまた、エロモナス菌なのです。水質悪化や環境悪化、変化により金魚の免疫低下につながり発症します。

治療

まず第一に水温をちゃんと合わせて頻回で水替えを行いましょう。

それでもダメな場合はもしかしたら寄生虫にも感染している恐れがあります。エラの色がすごく白い場合は寄生虫だと判断してください。

寄生虫に対しては、「レスバーミン」という寄生虫駆除薬を使用することで治療にあたります。

エラ病の治療は、塩水浴を3日ほど施すことで完治することがほとんどです。

 

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