独り暮らしをしている方には避けて通れないのが生ゴミ問題。常日頃から発生する生ゴミですが、適切な処理を怠ると嫌な臭いや虫の原因になります。
しかし、ちょっとした工夫で臭いを抑えることができ、その結果として害虫の発生も防げるのです。
筆者自身、以前は生ゴミの臭いに悩まされた経験を持つ一人ですが、適切な処置を行うことでその問題から解放されました。
本記事では、4年間の一人暮らし経験を活かし、生ゴミの置き場所や処理方法、臭いを抑えるテクニックについて具体的に分享しますので、生ゴミに関する困り事をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。
一人暮らしの生ゴミはどこに置く？
さて、一人暮らしをしている際の生ゴミの置き場について解説していきましょう。
適切な生ゴミの保管場所は、主に3つあります。
キッチンゴミ箱内のニオイ対策
皆さんの中には、生ゴミをキッチンのゴミ箱に直接入れている方もいらっしゃるでしょう。私自身も同様です。ただし、何も対策せずに放置すると、あっという間に嫌な臭いが漂い始めます。これには困ったものです。
私の経験から言うと、生ゴミを臭い防止機能付きの袋に入れ、しっかり結ぶ方法が有効です。これにより、生ごみが発する悪臭をずいぶん抑えることができます。日常使いでのストレスはもちろん、ゴミを捨てるときの嫌な感じも避けられます。
それ以外にも、新聞紙で包む等、様々な工夫をすることで臭いは軽減されます。詳細な対策については、下記の部分で紹介していますので、良かったらチェックしてみてください。
アパートの生ゴミ臭い対策
冷蔵庫や冷凍庫での生ゴミの保管術
生ゴミは、冷蔵庫や冷凍庫を利用して冷やして保管する方法があります。生ゴミが嫌な臭いを放つのは、細菌の増殖やカビによる腐敗現象が主な理由です。特に、温度が上昇するほど細菌は活発になり、臭いの発生も増加します。
特に暑い季節には、低温を利用できる冷蔵庫や冷凍庫でゴミを保管するのが効果的です。冷蔵庫や冷凍庫で保管することで、細菌の増殖が抑制され、結果として臭いの発生も減るのです。
ただし、食べ物を保管している同じ場所にゴミを置くことに抵抗を感じる人も少なくありません。もし抵抗がある場合は、フタ付きの容器を使い、しっかりと区分けして生ゴミを置くと、そのような感覚も軽減されるでしょう。
ベランダのゴミ箱についての注意点
ゴミ箱をベランダに置く方法も考慮することができますが、用心が必要です。ただ単に放置しておくと、カラスや猫による荒し行為のリスクが高まります。そのため、ベランダでゴミを保管する場合は蓋が付いたゴミ箱を利用し、中にゴミを入れることを推奨します。
さらに、ベランダにゴミを置くという決断は、ゴキブリやハエなどの害虫の問題も覚悟しなければなりません。蓋付きのゴミ箱を使用しても、これらの虫を完全に防ぐのは難しいのが現実です。ベランダへのゴミの保管は、近隣住民とのトラブルの原因となりうるほか、虫が室内に入り込む可能性が増すといったリスクも伴います。
したがって、部屋の中にゴミ箱を置くことがどうしても不可能な場合を除き、ベランダでの保管は避けたほうが賢明と言えるでしょう。
アパートの生ゴミの悪臭対処法
生ゴミから発生する嫌な「悪臭」は、アパート生活において大きな悩みです。部屋に残る悪臭は気分を損ね、快適な居住空間の妨げとなります。私自身も同様の経験があり、アパートに帰ると生ゴミの悪臭が立ち込め、家に入るのさえ躊躇してしまったことがあります。
生ゴミの悪臭は単に不快だけでなく、衛生面での問題を引き起こす可能性もあります。特に、ゴキブリやコバエなど害虫の発生を促すこともあるのです。コバエがわき始めると退治が大変ですし、ゴキブリを目にするのは本当に不愉快です。
このような害虫による被害を防ぐため、悪臭の予防と対処は非常に大切です。ここでは、悪臭を未然に防ぐ方法と、すでに悪臭が発生した後にどう対処するかを、合わせて7つのポイントでお伝えします。
水分を取り除くことで悪臭防止
台所のゴミの臭いの大きな要因のひとつとして、水分が挙げられます。水分があると細菌が増殖し、カビが育つことによって、不快な臭いが発生します。ゴミの水分をしっかりと切り捨てることで、このような悪臭の発生を抑制することができるでしょう。
生ゴミを古新聞で包むメリット
生ゴミを古新聞で包むことは、臭いの予防に役立ちます。新聞紙が生ゴミからの水分を吸収し、それを素早く蒸発させます。一見、水分が蒸発することで臭いが発生すると考えがちですが、実は臭いの原因となる雑菌が増殖するのを防ぎ、結果として臭いを防ぐことにつながるのです。
もし家に新聞を取っていない場合でも、新聞形式のチラシを利用したり、実家から新聞をもらったり、またはメルカリやジモティなどのフリーマーケットアプリで購入するなど、様々な方法で古新聞を入手することが可能です。
使用済み食品容器の処分方法
食べた後の惣菜パックやコンビニのお弁当のトレイは、きれいに洗ってから廃棄することが大切です。
些細な食品の残りかすがあると、簡単に悪臭の原因となってしまうからです。洗浄した後には、乾燥させるのも忘れないでください。
ほんの僅かな湿気も、嫌な臭いを引き起こすことがありますからね。私自身も、食べかすのついた容器は通常の食器と同じように丁寧に洗い、完全に乾かしてからゴミに出しています。
防臭効果抜群のポリ袋の活用
特別な防臭機能を備えたポリ袋を使うことで、きつい臭いから解放されることができます。確かに、通常のポリ袋と比較すると価格は高めですが、悩ましい生ゴミ特有の臭いと戦っている場合は、それだけの価値がある投資です。
実際に私自身も防臭ポリ袋を導入し、生ゴミの管理を行っています。特に洗いにくいゴミ、例えば納豆のたれやレトルトパックなどは、これらのポリ袋に入れて集めています。
ゴミがある程度溜まるまでは、袋の口を洗濯ピンで留め、キッチン内に保管しても臭いを気にすることはありません。
生ゴミ処理機の活用について
生ゴミ処理機を導入することは、初期投資や維持費は必要ですが、生ごみの臭いを軽減し、ゴミの量を減少させることができる優れた方法です。生ゴミを乾燥させたり微生物の力を利用して分解することで、その効果を実感できますが、その一方でランニングコストが発生することも理解しておきましょう。
自治体によっては、生ゴミ処理機購入時に助成金を提供している場合があります。例えば東京都豊島区では、購入費用の2分の1（最大2万円）が助成される事例があります。詳細は豊島区のホームページを参照できます。 https://www.city.toshima.lg.jp/
お住まいの地域にも同様の支援があるかもしれませんので、調べてみる価値がありますよ。助成金を利用すれば、生ゴミ処理機をお得に始められる可能性がありますが、時には事前申請などが求められる自治体もあるため、購入を検討される際には必ず事前に情報を集めておくことが大切です。
クエン酸や重曹を使って臭い対策
クエン酸と重曹は、手軽に手に入るお掃除アイテムです。どちらも100円ショップなどで手軽に購入可能です。
クエン酸は酸性、対して重曹はアルカリ性の特性を持っており、それぞれ反対の性質の臭いを中和する効果があります。これらの素材でできた溶液をスプレーすると、ゴミの臭いを消すことができますし、そのままの粉末を振りかけることもできます。
生ゴミの臭いが気になりだしたら、試してみてください。また、臭いが出る前に予防策として利用することもおすすめです。
ゴミを溜め込まない工夫
保管しているゴミが多くなると、特に生ごみは腐敗しやすく、不快な臭いが出る原因となります。ゴミから臭いがするということは、腐敗が進んでおり、細菌の増殖も進んでいる証拠です。
そういった兆候を感じ取ったら、速やかにゴミを処分することが重要です。日頃からこまめに処分できるよう、小さいサイズのゴミ袋を利用することがお勧めです。
一人暮らしの生ゴミ対策に必要な注意点
生活をしていると避けて通れないのが生ゴミの問題です。独り暮らしの場合、特に注意が必要になることも。ここでは、生ゴミを上手に管理するための3つのポイントを解説します。
ゴミ箱選びと生ゴミ処理
生ゴミを捨てる際、フタのついたゴミ箱を使用することが大切です。フタがあるかどうかで、臭いの拡散具合が変わります。
生ゴミが出るキッチンでは特に、フタがしっかりとしているゴミ箱を選びましょう。私自身もキッチンでの生ゴミの処理には、20リットル容量のフタ付きゴミ箱を利用していて、これが非常に実用的です。
このサイズのゴミ箱は、一人暮らしには少々大きめかもしれませんが、想定外にゴミの量が多くなっても対応できるため、安心して使えます。これから新たにキッチン用のゴミ箱を購入する方がいれば、20リットルサイズをおすすめします。
ゴミ捨ての頻度を上げる
多くの自治体は、燃えるごみの収集を週に2回実施していることが一般的です。理想を言えば、週に1度はごみを出すということを習慣化しましょう。ごみが家の中で長時間放置されると、腐敗してしまい、やがては不快な臭いを発するようになります。
特に気温が高くなる夏場には、臭いが発生しやすいため、週2回のゴミ出しを推奨します。私自身も季節に合わせて変え、冬場は週1回、夏場は週2回ゴミを出すようにしているんですよ。
生活スタイルにもよりますが、週に2回ゴミを出す場合は5リットルサイズの袋が、週1回の場合は10リットルサイズの袋が一人暮らしには丁度良いと思います。
生ゴミ削減の心構え
日常生活における生ゴミの削減意識が重要です。自宅での食事では避けられない生ゴミの発生ですが、食べ残しを減らして生ゴミの量を抑えることが肝心です。また、余計な出費はかさむかもしれませんが、外食を利用することも生ゴミ減少の一つの方法と言えるでしょう。
一人暮らしの生ゴミ対策まとめ
一人暮らしでは避けては通れない生ゴミ問題。
その置き場所やニオイを抑えるコツについてお伝えしました。生ゴミと上手に付き合い、クリーンな室内環境を保つ方法を身につければ、きっと毎日の生活がもっと快適になります。
易しい新聞紙を利用したり、臭い漏れを防ぐ専用のポリ袋を使ったりする方法が特に効果的。生ゴミによる不快なオーラを撃退する対策を、あなたも実践してみませんか。
コメント