文系の学問で異彩を放つ、魅力的な研究テーマをお探しですか?何をテーマに研究を進めるべきか、そのアイデアやヒントが必要という声を聞き届けて、今回はその解決策をご提供します。
本稿では、以下の2つの要点について詳しくご説明します。
- 文系研究における5つのエキサイティングな選択肢
- 興味深いテーマを選出する際の3つの重要なヒント
研究テーマの選び方において最も大切なのは、「興味」「疑問」「社会問題」の3つの要素に焦点を当てることです。
高等学校においては、探究学習として課題研究が行われます。それぞれの生徒が自らテーマを選定し、必要な情報を集めながら学びを深めていく、特殊な形式の学習と言えるでしょう。そのため、多くの生徒がどんなテーマを設定すれば良いのか、途方に暮れてしまうものです。
そして、可能な限り多くの人から「これは面白い!」と評されるようなテーマを選びたいと考えるのは自然なことでしょう。当記事をしっかり読み込めば、就くべきテーマを選ぶ際の鍵となるヒントを豊富に得ることができるでしょう。
それでは、具体的な内容について見ていきましょう。
1)課題研究テーマ!文系の面白いトピック5選!
今回は、過去に見かけた課題研究から、個人的に注目すべきだと感じた5つのテーマをご紹介します。
①「小説の導入部の魅力に関する考察」
多くの小説が読者を引き込むために、“つかみ”の部分がどれほど重要かを論じた研究です。こんな研究をするとは、やはり筆者自身が小説家として活動しているからこそ思いつく視点なのでしょう。
②「スーパーマーケットにおける食料品の廃棄削減」
私たちの周囲でもよく耳にするフードロス問題。特にスーパーマーケットを対象に食品廃棄をどう減らしていくかを研究した内容です。身近なスーパーの現実と取り組みには、関心を寄せる人が多いのではないでしょうか。
③「過重労働なくそう!教師編」
教育現場での教師の負担を調査し、その原因と具体的な解決法を追求した研究テーマです。私たち学生に最も近い職業の一つとも言える教師のリアルな声や課題に迫ることで、独自の鮮やかな提案が生まれるかもしれません。
④「性別にまつわるギャップの実情」
ジェンダー平等や差別問題にスポットを当てた比較研究です。最近では男女平等だけでなくLGBTQ+に関する話題もよく見かけますね。一人一人に身近なテーマなので、深い理解と共有が求められます。
⑤「デジタル教材導入の影響」
GIGAスクール構想により進められる、生徒一人ひとりがタブレットを利用する教育スタイルに注目。このような教育現場のデジタル化に伴う教師の役割の変化を綿密に調査した研究です。タブレットを利用する生徒や教師を主観に置いた研究は、新たな発見があるかもしれません。
2)テーマ選びのためのおすすめポイント3選
こちらでは、テーマの考え方に役立つポイントを三つご紹介します。
①自身が関心を持つトピックを選ぶ
最も大切なのは、自分が関心を抱くトピックかどうかです。研究や課題は時間を要する作業であり、たとえ立派なテーマであっても関心がなければやりがいを感じることは難しくなります。逆に好奇心を刺激されるテーマだと、自然と調査を深めようという意欲が起こりますし、予期せぬ発見や新しい気づきに繋がる可能性もあります。
②疑問に感じることを掘り下げる
普段の生活の中で抱いた疑問をテーマ性にするのも一つの手です。自分が感じる疑問は、他人がまだ気づいていないことかもしれません。気になる点があれば、他の人に問いかけてみたり、インターネットで検索を試みたりしても明確な回答が見つからないものについて、じっくりと研究の対象にするのが適しています。
③社会への関心(トレンドを捉える)
現在のニュースなどで話題になっている社会問題を取り上げると、トピックに新鮮味が加わります。トレンドに敏感でいることは非常に重要で、みんなが関心を持っている話題だからこそ、それについての議論や研究に対する関心も高まります。例えば、ジェンダー問題やGIGAスクール構想などがその例です。学生ならではの視点や発想で、日常にあるテーマを見つけてみるのも良いでしょう。
まとめ
- テーマは身近な学校にも隠れている
- 自分の興味関心に耳を傾けよう
- 社会問題やトレンドを意識すると「面白い」ものができるかも
今回は文系の課題研究テーマについて解説していきました。
ちなみに、大まかなテーマが浮かんだら「ロジックツリー」で深掘りすることをおすすめします。
テーマに対して「なぜ」「どうやって」を各3回繰り返すことで自分でも扱いやすいスケールにすることができ、原因や解決策も明確になっていきます。
ぜひ自分でもワクワクできるようなテーマを設定してみてくださいね。
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