古いナプキンにはダニが湧く？使用期限の目安と小まめに取り換える事の重要性の解説

皆さんも家事をしている際やカバンの中を整理しているときに、時間が経ったナプキンを見つけることがあるかもしれませんね。それらのナプキンは実は使用する目安として3年が通常とされています。

では、3年以上経過したナプキンは使用を避けたほうがいいのでしょうか？また、ダニなどの害虫が発生する可能性はあると考えられるのでしょうか？これらについて、知恵袋での様々な意見を交えつつ、ご説明していきたいと思います。

古い生理用ナプキンの取り扱いについて
1. 3年以上経過したナプキンの取り扱いについて
2. 布ナプキンと虫発生のリスクについて
使用期限だけじゃない！ナプキンは正しく使わなければ病気になる可能性も
まとめ

古い生理用ナプキンの取り扱いについて

生理用ナプキンを長期間保管しておくとダニやその他の虫が発生することはあるのでしょうか？早速、その真相に迫りましょう。

調査を行なった結果、生理用品に害虫が発生する可能性はゼロではないことが分かりました。

オンラインの質問掲示板「ヤフー知恵袋」を閲覧すると、次のような事例が報告されています。

「使用前のナプキンから虫の残骸が見つかったり、生きている虫が発見された」という内容の投稿が存在し、この件に対して「生産過程で虫の卵が付着してしまったのではないか」という仮定が立てられています。そして、速やかに商品を販売している企業に連絡するよう助言がなされている状況です。

生理用品メーカーである花王の公式サイトでは、次のような指示が示されています。

「開封後の生理用ナプキンは、ホコリや虫が侵入しないように衛生的な保管を心がけ、すみやかに使用することが推奨されています」。

これにより、生理用品が完全に密閉された状態でないために、虫が侵入し卵を産んでしまい、さらにはそれが孵化するリスクがあると考えられるのです。

参考URL:https://www.kao.com/jp/qa/detail/16459/(花王　公式サイト)

3年以上経過したナプキンの取り扱いについて

ナプキンが古くなると、目で確認できないダニなどの虫が生息することがありますので、使用は避けた方が無難です。例えば、花王の公式ウェブサイトには、生理用ナプキンに関して次のような情報が記載されています。

「適切な保管条件（ほこり、湿気、直射日光の影響を避けるなど）のもとでは、生理用ナプキンは製造日から少なくとも3年は品質を維持するようになっています。3年が経過しても直ちに使えなくなるわけではありませんが、保管状態によっては吸収力が低下したり、止める部分の粘着力が弱まったり、色が変わるなど品質が下がる可能性があります」とのことです。

つまり、3年を経過したナプキンが即座に使用不可能になるというわけではありませんが、品質に問題が生じているリスクはありますので、この点を心に留めておくと良いでしょう。

参考URL:https://www.kao.com/jp/qa/detail/16459/(花王　公式サイト)

布ナプキンと虫発生のリスクについて

再利用可能で通気性も抜群な布ナプキンが注目されている今日この頃ですが、適切なケアを行わないとダニをはじめとする虫の発生リスクが高まります。布ナプキンの衛生的な管理方法は以下の通りです。

洗剤を混ぜた水に2～3時間つけておく
手でしっかりと洗いを行う
洗剤が残らないように充分すすぐ
水分をしっかりと脱水する
完全に乾くまで日光に当てて干す

布ナプキンを十分に乾燥させないと、細菌の増殖につながる可能性があるため、乾燥は非常に重要です。また、保管の際には防虫剤を使用し、虫の発生を防ぎましょう。

使用期限だけじゃない！ナプキンは正しく使わなければ病気になる可能性も

生理の間は、出血と共にデリケートエリアがいつもよりも蒸れやすくなります。このため、ナプキンは適切に取り扱う必要があり、そうしないと病気になってしまう可能性があります。ここでいう「適切な取り扱い」とは、こまめな取り替えを指します。

蒸れたデリケートエリアは、かゆみの原因となりますので、ナプキンはたとえ汚れていなくても6時間を目安に取り替えることをおすすめします。

交換を怠ることで、長時間同じナプキンを使用してしまうと、「腟カンジダ症」や「細菌性腟炎」、さらには「トキシックショック症候群(TSS)」など、さまざまな病気のリスクが増大してしまうのです。

膣カンジダについて

膣カンジダ症とは、膣内の常在菌である「カンジダ菌」が何らかの原因で増加し、症状を引き起こす疾患です。主な症状は、デリケートエリアにかゆみが発生したり、普段と異なる性質のおりものが観察されることです。

細菌性腟炎について

「細菌性腟炎」とは、膣の内部で細菌が過剰に増えてしまうことによる感染症を指します。この病気の典型的な症状には、分泌物の増加や特有の魚のような臭いがあります。時には自己回復することもありますが、細菌性腟炎が原因で「子宮頸管炎」、「子宮内膜炎」、または「卵管炎」といった他の女性器の炎症疾患を起こすリスクも考えられます。