マイナンバーカードは2016年の1月に発行が開始されました。このマイナンバーカードには個人を識別する写真も含まれていますが、その写真に満足できなかったり、表情が不自然だったりすることで悩んでいる方も少なくありません。
このカードは個人認証や番号の提示が要求される際に重要となるため、写真が気に入らないと人前で出すのをためらってしまいます。
そんな時に頭をよぎるのが、「この写真、変えることはできないのかな？」という疑問です。幸いにも、実はマイナンバーカードの写真を変更するための方法は存在します。
この記事では、マイナンバーカードの写真を交換する方法に焦点を当てて解説します。このガイドを最後まで読むことで、あなたも写真の変更方法を知り、新しい写真で自信を持ってカードを使用できるようになるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。
マイナンバーカードの写真は更新時期まで変更不可
マイナンバーカードは、一度発行されると、更新する時期が来るまで顔写真の変更は原則として許されていません。したがってマイナンバーカードの写真を更新したい場合は、次の更新時を待たなければならないということです。
20歳以上は10年、未成年は5年で写真の更新可能
マイナンバーカードには、2種類の有効期限が設定されています。一つはカードそのものの有効期限であり、もう一つは電子証明書の期限です。マイナンバーカードの裏面には、ICチップが内蔵されており、以下のサービスを利用することができます。
- e-taxの活用
- コンビニでの「住民票」「所得証明書」「印鑑証明書（登録者限定）」の交付
これらの期限には、カード保有者が20歳以上か未成年かによって変わる点があります。
発行時に20歳以上の場合
- マイナンバーカードの有効期限：発行日より10回目の誕生日まで
- 電子証明書の有効期限：発行日より5回目の誕生日まで
発行時に19歳以下の場合
- マイナンバーカードの有効期限：発行日より5回目の誕生日まで
- 電子証明書の有効期限：発行日より5回目の誕生日まで
この通り、発行時の年齢によって、カード及び電子証明書の有効期限に違いが出るため、顔写真を新しくする場合でも、マイナンバーカードの有効期限が切れるまでは原則として変更ができないのが現状です。
自宅で紛失した際にはマイナンバーカードの再申請が可能
「マイナンバーカードの写真を変更する方法が存在するのでは？」と思われている方へ。確かに一定の方法を使えば、顔写真を更新することができます。
その一つが、「自宅でマイナンバーカードを失くした場合の再申請プロセス」です。この方法を見つけ出すために色々と調査を重ねたのですが、基礎的にはこの方法の利用をお勧めするものではありません。それでも覚悟の上で検討したい場合は、以下の情報をご参照ください。
倫理的観点からの再申請のお願い
マイナンバーカードは、身分を証明するための公的な書類であり、個人番号を明示する大切なカードでもあります。
日本国内では、「行政手続における特定の個人の識別番号の使用に関する法律」に基づき、このマイナンバーカードが発行されているのです。その重要性から、このカードを失くすことは望ましくありません。
もしもマイナンバーカードを紛失してしまった場合は、倫理面を意識しつつ、適切な手続きを踏んで再申請を行うよう心掛けてください。
自宅外でのマイナンバーカード紛失には警察への届出が必須
マイナンバーカードを再発行する際は特に注意が必要です。なぜならば、外でカードを紛失したときは、それを警察に届け出る義務があるからです。
外出中の紛失の場合は、遺失物届の提出が必須となり、複雑な手続きに時間と労力がかかり、非常に煩雑になります。ですので、もし再発行を申請する場合は、家の中で失くしたとするのが手間を省くための一つの方法になるでしょう。
マイナンバーカードの再発行手順について
マイナンバーカードを再発行する際の詳細な流れについてお伝えします。
まず、再発行手続きには次に挙げる6つの事柄が必要です。
- 受理番号(警察から提供されます)
- 通知カード紛失届（窓口に準備されています）
- 通知カード再交付申請書（同じく窓口に準備）
- 再発行にかかる手数料（カードは800円、電子証明書は200円）
- 公的な身分証明書
- 更新したいマイナンバーカードの写真
手続きの場所は、お住まいの市区町村の窓口（マイナンバー担当課）になりますので、事前にご準備ください。
以下、マイナンバーカード再発行の主なステップです：
- まず、個人番号カードコールセンターへ連絡してカードの一時利用停止を要請します。
- 次に、警察に遺失届を提出しましょう。
- 遺失届を提出した後、受理番号を控えておいてください。
- そして、上記の受理番号、紛失届、再交付申請書を、あなたが住民登録されている市区町村の窓口に持っていき、提出します。
以上が再発行手続きの基本的な流れです。また、写真の変更を希望される場合は、ステップ4の提出時に一緒に行います。
マイナンバー写真を写真スタジオで撮影するメリット
「マイナンバーカードの写真を新しくしたい」とお思いのみなさん、自分が納得できる写真を撮るためには、専門の写真スタジオがおすすめです。
マイナンバー写真には、サイズやポージングに関して特定のルールがありますが、これらをしっかりと把握しているプロのカメラマンに依頼することで、受け入れがしやすくなるだけでなく、プロの技術により見た目も格段に向上します。
フラッシュによるトラブルを回避し、肌の調整や加工修正まで行ってもらえるので、自分の理想に近い仕上がりとなり、このカードを人前で見せる際も自信を持てるようになります。
これは10年間使い続ける重要な身分証明書ですので、コンビニや市役所の即撮り機で撮る安価な写真よりも、専門家による撮影の価値を考えると、少々価格が上がっても満足度は高いでしょう。
さらに、そうして撮影した写真であれば、短期間でマイナンバー写真を変更したいという考えもなくなると思います。マイナンバー写真の撮影場所に迷っている方には、ぜひ写真スタジオでの撮影を考慮に入れてみてください。
マイナンバーカードの写真を撮るならこちらのスタジオ
マイナンバーカード用の写真撮影に適した写真スタジオを２つご案内いたします。
【1】スタジオインディ
プロフェッショナルなカメラマンとヘアメイクが常駐する「スタジオインディ」では、専門のヘアメイクアーティストがマイナンバーカードの厳格な規定に合わせて最適なスタイリングを提供してくれます。
撮影にもプロのカメラマンが当たり、写真のレタッチ作業もお客様が隣で確認しながら行っていただけます。特に肌の編集や気になる部分の修正をリクエストできるため、パーフェクトな1枚が期待できます。
ヘアメイクと撮影のプロが対応するため、撮影の際の白飛びなどの懸念も解消されます。マイナンバーカードの厳しい写真規定に対応した、満足のいく1枚をぜひ「スタジオインディ」で。
【2】スタジオ728
店舗を全国に展開する「スタジオ728」も、マイナンバーカード写真の撮影にはうってつけです。
マイナンバーカード写真用のプランは4種類がありますが、中でもプロのヘア＆メイクが施されるプランは11,300円（税込）でのご提供。
一方、シンプルな撮影を希望する方には、リタッチや特別なサービスが省かれたスタンダードプランが1,650円（税込）で利用可能です。コスパを重視して写真を撮りたい方に最適なスタジオです。
マイナンバーカードの写真更新ガイド
マイナンバーカードの顔写真を更新する方法をご案内しましたが、役立ったでしょうか？
原則として、単に写真が気に入らないという理由での写真変更は推奨されていません。ただし、どうしてもと願う方は、紛失したと申告しての再発行手続きで新しい写真に更新することができます。これにより、余計な作業を省略可能です。
新しい顔写真は、撮影のプロがいる写真スタジオを使用することで、満足のいくものが得られますよ。
再度強調しますが、基本的に写真が気に入らないからといって写真を更新するのは推奨しません。それでも変更を希望するなら、次回の更新時に後悔しないよう、納得のいく写真で申請しましょう。
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