想像するだけで心が和む、赤ちゃんが自力で哺乳瓶を持ち、ミルクを飲む瞬間。さらには、その光景が見られれば、ママやパパも一息つく時間を持てそうです。
しかし、気になるのは「赤ちゃんが一体いつから哺乳瓶を自分で握り始めるのか?」という点です。要点をお伝えすると、赤ちゃんが自立して哺乳瓶を保持する時期は個々によって異なりますが、一般的には生後6ヶ月頃に自分で哺乳瓶を掴むことができる赤ちゃんが割と多いのです。
実際、私の子供は生後8ヶ月の頃には自ら哺乳瓶を握っていました。とはいえ、個体差があり、放っておいても自ずと握り始める子もいれば、なかなか哺乳瓶を手に取らない子もいます。後者の場合は、少し練習を促してみると良いでしょう。
この記事では、その三つの疑問に答えます。
- 赤ちゃんが哺乳瓶を自分で握り始めるのはいつからなのか
- 赤ちゃんが哺乳瓶を自分で持つことを拒む場合、どう対処すれば良いのか
- 赤ちゃんが哺乳瓶を自分で掴むのを促進する便利なグッズ3選
もしもあなたが、「赤ちゃんに自分で哺乳瓶を持って欲しい」と考えている保護者の一人なら、是非この記事を参考にしてみてください。
赤ちゃんが哺乳瓶を握るのはいつから?
一般に生後6カ月前後から哺乳瓶を握り始める
乳児が哺乳瓶を自力で握り始める時期には個体差があり、各赤ちゃんで異なります。しかし、SNSや子育て専用アプリ等の情報をもとに先輩親御さんたちの報告を集めてみると、だいたい生後6カ月を迎える頃から哺乳瓶を握ることができる子が多いとされています。
哺乳瓶を自ら持ち始めるサインとして、以下のような行動が見受けられることがあります:
- 保護者が持つ哺乳瓶に手をかけ始める
- 両手を使って哺乳瓶を挟もうとする
- 保護者の手を叩き落とす動き
- 自発的に哺乳瓶を掴もうと努力する
これらの前兆のような仕草が見られたときは、子どもに一度哺乳瓶を握らせてみるのも一つの方法かもしれません。
◆赤ちゃんの哺乳瓶の持ち方には個性があります
赤ちゃんが哺乳瓶を掴むのは、好奇心や自立心も関係していて、個々のタイミングで持ち始めます。しかし、自分から積極的に哺乳瓶を握らない赤ちゃんもいるのです。
それでも、哺乳瓶を手で持たなくても心配することは全くありません。赤ちゃんにはそれぞれのペースがあり、中には哺乳瓶を手放したまま大きくなる子も意外といるものです。
- 自発的に持つことに興味が湧かない
- 哺乳瓶の重みが手に負担
- 滑りやすくて握りにくい
様々な要因があるため、「うちの子はどうしても哺乳瓶を持とうとしてくれない…」と悩んでいる親御さんも、子どもの個性の一つと捉えてあげることが大切です。
それでも、「できれば自分で哺乳瓶を持たせたい」と考えるママやパパもいるでしょう。そんな場合は、このあとお伝えするいくつかのアドバイスを実践してみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんが哺乳瓶を持たない場合の対処法
ギャップを埋める!赤ちゃんが哺乳瓶を持つためのアイディア4選
赤ちゃんが自ら哺乳瓶を掴むようになる日もありますが、一向に手を伸ばしてくれない時、「どうすれば手に取ってくれるか?」と悩むこともあるかもしれません。
そんな時に役立つ、先輩ママとパパたちが実践した哺乳瓶を持たせる成功法を集めました!
彼らの体験談には以下のようなアドバイスが寄せられました。
- 赤ちゃんの手を優しく哺乳瓶に導く
- 哺乳瓶の口部分をオーボールに固定して遊ばせる
- 重たいガラス製の哺乳瓶から軽量なプラスチック製に変更する
- 哺乳瓶を使用しなくても良いようにマグへ移行させる
このようなテクニックを一つひとつ見ていきましょう!
◆赤ちゃんが哺乳瓶を自ら持つコツ①
赤ちゃんが哺乳瓶を手に取ることから始めてみましょう。多くの経験豊富なママたちは、赤ちゃんが自分の手をボトルに近づけたとき、干渉は最小限にしつつ、自由に探索させることで自然と自分で持つようになったと語っています。
自分から哺乳瓶を握る意欲が見られないときでも、最初は赤ちゃんの手を哺乳瓶に添えることで始めてみましょう。何度もその行為を繰り返すことにより、手を出すことに興味を示さなかった赤ちゃんでも、少しずつ自分で持つ行動に関心を持ち始めるでしょう。
赤ちゃんが慣れてくれば、このタイミングで抱きながらの授乳を卒業することを考えることも可能です。哺乳瓶を持たせた状態で、授乳クッションを使って適切な角度で寝かせ、ママやパパは哺乳瓶を支える程度の介助を行うといいでしょう。
◆哺乳瓶の飲み口を取り付けたオーボールで遊ぶコツ
かつてTwitterで目にした、オーボールに哺乳瓶の飲み口を装着して赤ちゃんに持たせるアイディア。この工夫によって、子どもが自ら持ったり、握ったりする練習を促進できます。飲み口を自分で口に運んだり、物を手で掴む動作をする中で、徐々に哺乳瓶を自分で持つ能力が育っていきます。
このテクニックは、哺乳瓶を嫌がる赤ちゃんにも効果的です。もしお子さんが哺乳瓶を受け付けない場合には、この方法を試してみる価値がありますよ。興味を持った方は、ぜひ試してみてください!
◆赤ちゃんの自立を促すため哺乳瓶の材質変更
多くの経験を積んだママたちのアドバイスによると、赤ちゃんが自分でミルクを飲み始める頃には、従来使用していたガラス製の哺乳瓶を軽くて扱いやすいプラスチック製に切り替えた方が良いとのことです。
ガラス製の哺乳瓶には、耐久性が高く、またミルクの温度を素早く調整できる等の利点がありますが、その重さが赤ちゃんが独力で持つには適していません。加えて、万が一落としてしまった場合に割れるリスクも考慮すべきです。そのため、自分で飲む練習をさせたい時はプラスチック製に変更することが推奨されます。
プラスチック製の哺乳瓶では、ピジョンの母乳実感が特に人気の製品です。
◆哺乳瓶からマグへの切り替え時のポイント
経験豊富なママたちからも一押しなのが、哺乳瓶をやめてマグを導入すること。マグカップなら自然と握りやすいかもしれません。「飲みやすい飲み口付きマグを試してみるのはどうでしょう?」マグカップには持ち手もついていて、赤ちゃんが自分で持ちやすくなっているという利点があります。我が家の子もマグカップにはすぐに慣れました。
「子どもに自分でミルクを飲む姿を見たい」と考えている親御さんは、思い切って哺乳瓶の卒業を考えるのも良いでしょう。いずれ必要になる哺乳瓶からの卒業ですが、そのタイミングとしてマグカップの導入を推奨します。
例えば、ピジョンの「マグマグ」は母乳実感の飲み口がついていて、自分で持って飲む練習をするのにうってつけです。さらに、4種類の飲み口がセットになっている商品もあるので、赤ちゃんの成長に合わせて選ぶことができるでしょう。
哺乳瓶自持に役立つ便利アイテム3選
哺乳瓶を手にとる練習の際、専用のカバーの使用が役に立ちます。今回は、そのような場面で活躍する便利なアイテムを三つピックアップし、詳しくご紹介します。
Clovis Baby|哺乳瓶用ハニカムカバー
利用者の感想をまとめました。
- 生後約3ヶ月半から使い始め、4ヶ月頃になると赤ちゃん自身で指を掛けて持つことができるように。育児の手間がずいぶん軽減されて助かっています。
- 我が子もこのカバーを気に入っているようで、リラックスした姿勢で自由にミルクタイムを満喫しています。
- 大きめの穴が開いており、柔らかい素材が赤ちゃんの手に馴染んで持ちやすいですし、携帯にも便利なように簡単に潰せます。
赤ちゃんにとって握りやすい柔らかさが魅力的な点です。哺乳瓶を卒業した後も、小さなペットボトルなどに応用が効くため、長期間にわたって活用可能ですよ♪
日本育児のマグボールについてのレビュー
購入者からの評価情報として、マグボールは子供に自立して飲むことを促せるアイテムであるとの声が上がっています。初めはうまく使用できなくても、握る動作を練習する玩具としても機能します。
- シリコン素材で柔らかく、滑りにくいため、ファーストボールとして子供が遊ぶのにも適している。
- 価格は少し高く感じるかもしれませんが、しっかりと自身で持ち上げて飲むことができる点で、購入して満足しているという意見があります。
- 手でボールを掴んで飲みことができると、多くの購入者から好評を得ています。
- また、ただの飲み物用のマグではなく、玩具としても利用できるため、実用性と楽しさを兼ね備えていると評価されています。
あらゆる面から見て、親子にとって有益であると感じる人が多いようです。
ウェステックスジャパン|手に馴染むソフトハンドルが自慢
多くの方々からお寄せいただいた感想をご紹介いたします。
- 手持ちの様々な哺乳瓶にマッチし、利用しています。着脱に若干手間はありますが、使い勝手は抜群です。
- 装着するだけで自分で飲んでくれるため、親としても大変楽になりました。気に入ったので、外出時用に追加購入しました!
- シリコン素材によるグリップ力が高く、滑りにくい印象です。しっかり固定される分、取り付けには若干の力が要ります。変形しにくい伸縮性を持ったシリコンは、大半の哺乳瓶サイズに適応可能です。また、食洗機や消毒機にも対応しているため、衛生的にも安心してご使用いただけます。
赤ちゃんの発達と哺乳瓶の自己保持
生後6か月頃になると多くの赤ちゃんが哺乳瓶を自分で掴むようになります。しかしその一方で、いくつかの理由から自ら哺乳瓶を持つことをしない子もいます。例えば、興味がない、哺乳瓶が重た過ぎる、表面が滑りやすいといった事情が考えられます。
哺乳瓶を保持できなくても心配する必要は全くありませんが、そのスキルを育むことに関心がある保護者は以下のような方法を試してみると良いでしょう。
- 赤ちゃんの手を優しく哺乳瓶に添えてあげる。
- 哺乳瓶の飲み口をオーボールのような玩具に取り付けて遊ばせる。
- 重いガラス製の哺乳瓶から軽いプラスチック製に変更する。
- 哺乳瓶からトレーニングマグへの早期移行を検討する。
赤ちゃんが自分で哺乳瓶を持つと、親としては少し手が空くため助かります。ただし、無理に哺乳瓶を自己保持させようとするのは避けるべきです。赤ちゃんの成長に沿って、自然に進行するのが最も望ましいです。万が一、哺乳瓶を自分で掴んでくれなくても、「それでも良い」という気持ちで、愛情を持って接することが大切です。
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