三つ葉のクローバー(シロツメクサ)は、私たちにとってとても身近な植物で子供のころから触れ合っていることが多いため知らない人はほとんどいないでしょう。
私たちに身近な三つ葉のクローバー(シロツメクサ)は少量であれば食べる事ができます。しかしたくさん食べると食中毒になる危険性もゼロではありません。
また一番リスクがあるのは「生で食べる事」。もともと三つ葉のクローバー(シロツメクサ)には外敵から守るための毒がありますので、生で食べる事は絶対に避けてください。
今回の記事では
- 三つ葉のクローバー(シロツメクサ)は食べれるの?味、栄養、危険はない?
- あらためて知っておきたい三つ葉のクローバー(シロツメクサ)のこと
- 三つ葉のクローバー(シロツメクサ)の上手な育て方
といった内容を紹介していきます。三つ葉のクローバー(シロツメクサ)を育ててみたい、食べてみたいなど思っている方は、記事を読んで情報を得て正しく育て、正しく扱いましょう。
三つ葉のクローバー(シロツメクサ)は食べれるの?味、栄養、危険はない?
三つ葉のクローバー(シロツメクサ)は少量であれば食べる事ができます。基本的に食べられるのは、葉っぱと花の部分です。
しかし「多量に食べる事」と「生で食べる事」は危険なので避けましょう。少量は体に影響がないですが、それでも人により食したことでおなかが痛くなったという人は一定数いるようです。
食べる場合は、基本的に少量で火を通して食べるようにしましょう。
三つ葉のクローバー(シロツメクサ)は自分の身を守るために毒性を持っていて、もし人間が食べたら胃酸で組織が傷つくことで青酸に変化してしまうという可能性があるのです。
生のクローバー食べるとお腹壊すから気をつけよう
— もんごり@正宗 &Ridill村 (@Mongoli_Anchop) August 21, 2023
併せて、シロツメクサを自分で育てたのではなく、公園、道端、土手などの自然に生えていたものであれば、車の排気ガスはじめ、動物のフンなどの影響で汚染されていることも十分に考えられます。
そのため、生で食べる事と大量に食べる事、また採取した場所がどこかわからないような三つ葉のクローバー(シロツメクサ)を食べるのはやめておきましょう。
三つ葉のクローバー(シロツメクサ)調理法
三つ葉のクローバー(シロツメクサ)は食べると味はすこし苦みがある感じです。栄養は特にないですが、昔は薬用として用いられていたことはあります。シロツメクサには以下のような薬効があるといわれていますので参考に紹介します。
- 風邪
- 通風
- 神経痛
- 痔の出血
上記の症状を和らげるという効果があると言われていますが、効果のほどは何とも言えません。
おすすめの調理法には以下のようなものがあります。
- 花:花酒、健康酒
- 葉:おひたし、和え物、天ぷら
シロツメクサではなくても食べられる葉っぱは基本的におひたし、和え物、天ぷらにすると少し苦みが抑えられ大人な味を楽しめますよね。
調理するときの気を付ける点としては、採取した後早めに使うこととしっかり洗うことです。
あらためて知っておきたい三つ葉のクローバー(シロツメクサ)のこと
三つ葉のクローバー(シロツメクサ)は、マメ科シャジクソウ属で多年草です。開花期は4~9月でかわいらしい小さくて白いポンポンのような花が咲きます。
茎は地面を這っていて、節部から根を出し、節から葉柄を出して先端に3枚の葉をつけるのですがこの部分がクローバーの部分にあたります。
4枚だったら四つ葉のクローバーで幸せが訪れる・・などというジンクスがありますよね。
もともとはヨーロッパ原産の帰化植物なのですが、日本全土のいたるところで野生化し生えています。
三つ葉のクローバー(シロツメクサ)の花言葉
花言葉としては以下のようなものがあります。
- 幸運
- 私を思って
- 約束
- 復讐
「復讐」というのはイメージになかったので驚きました。
ただ、約束を裏切った場合の愛が憎しみに変わることを復讐と例えているようですよ。
- 三つ葉のクローバー …「愛」「希望」「信頼」
- 四つ葉のクローバー …「幸運」「私のものになって」
三つ葉のクローバー(シロツメクサ)の上手な育て方
三つ葉のクローバー(シロツメクサ)は基本的に野生化しているのでどこにでも生えています。しかし自分で育てる事もできますので、食べたみたいなら自分で育てる方が安心ですよね。
上手な育て方を紹介していきます。
水やり
鉢植えの水やりは土が乾いたら与えるというスタンスで、鉢の底から水が漏れてるくらい与える時にはたっぷりあげてください。特に春の期間は水を欲するのでたくさんあげて乾かないようにしてあげましょう。
ただしずっと鉢の中に水がたまったままだと湿気により根腐れを起こしますので、その水は捨ててください。
庭植えの場合は、雨が降るのでそれだけでOKで特別な水やりはしません。
ただし日照りが続いて乾燥が激しいようであれば水をたっぷり与えてください。
肥料
クローバーは基本的に肥料は必要ありません。
もし使うとしても、元気が無さそうな時に液肥を一回与えたらそれで充分です。
用土
クローバーに適した用土は、培養土か腐葉土4:赤玉土6の割合で混ぜたものを使いましょう。
市販の園芸用土でも十分育ちます。
植え付け・種蒔き
春、または秋に苗を植えましょう。もし種から育てるなら種は春がおすすめです。
鉢植えの場合、植え替えは春が良いでしょう。極端に暑い、寒いではなく気候が心地よいと感じる時に植え替えを行うと良いですよ。
管理場所・日当たり
基本的には半日蔭での管理が無難です。
寒冷地ですとそのままで夏越しが可能ですので鉢植えでも地植えでも半日蔭、もしくは少しだけ日当たりがあるところに植え、管理していきましょう。
日当たりか半日陰で管理します。
病気・害虫
三つ葉のクローバー(シロツメクサ)を育てるうえで心配なのは害虫だとアブラムシやハダニ、病気だとさび病に注意しましょう。
基本的に害虫被害にあわないために葉っぱに水をかけておくこと、風通しの良い場所で管理し蒸れさせないことで害虫被害を防御できます。
もし発生してしまったら、アブラムシやハダニの影響を受けてしまった部分を切除して、薬剤散布をすると回復します。
さび病は、カビの一種である「さび病菌」に感染する病気のことです。症状としては、葉に橙黄色の斑点が発生し、このまま放っておくと枯れてしまいます。
もし発生した場合は、病気にかかっている部分は切除処分をして、炭酸水素カリウムが有効成分のカリ肥料を与えるか、薬剤散布で治療しましょう。
初心者の方で最初に三つ葉のクローバー(シロツメクサ)をうまく育てられるか自信がない方は、以下のようなキットも販売されていますので、練習用で育ててみても良いかもしれませんね。
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