多くのカレー好きが一度は直面する「カレーに水が多すぎる」という問題。みなさんならどう解決しますか?
実は調味料を足して少しに詰めることでいつもよりもプロの味に返信させることができるんです!
この記事ではカレー作りにおいて大切な水分量を誤って多くしてしまった際の対策法と、驚くほど美味しく変身させるリメイク術についてお伝えします。
水を多めに入れたカレーこそ絶好のチャンス
多くの日本人に愛されている、カレー。手軽に作れる市販のルウのおかげで、忙しい時間帯でも簡単に料理ができるため非常に人気です。しかし、カレー作りにおいて、パッケージに書かれているレシピを毎回忠実に守って作る方は少ないのではないでしょうか。多くの方が、経験に基づき大体の量で調整しがちです。
その中で起こりがちな問題が、「あれっ、水加えすぎたかも」というものです。慣れた手つきで進めていく間に、「このくらいでいいかな」と水を加え、ルウを溶かしてみると、思った以上に味が薄くなることが…。
ホットクックをメルカリで買いました(^^)
とりあえず、カレー作りました🍛✨
何か、水っぽい…?やっぱり、玉ねぎ足りなくて新玉ねぎ使ったのが原因かな? pic.twitter.com/LkqrVZjU3S
— あざらし大福 (@Ank0M0chi137) February 4, 2024
そんな「カレーに水を多く入れてしまった」状態は意外にも他の人も経験しています。このような場合、どう対処していますか?もしかして、薄味のカレーはそのまま失敗作として諦めてはいませんか?そんな時こそ、「オリジナルカレー」を創出するチャンスなのです。
- 濃度を増やす
- 味わいと深みを加える
これらをどうにかすれば、いつものおいしいカレーに仕上がることでしょう。それでは、水の多いカレーを美味しくする方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
カレーが水っぽくなった際の対処法①トロミ不足への対策
カレーに水を加え過ぎたことで生じる最も大きな問題は、味が薄まったりトロミが感じられなくなることです。手っ取り早い解決策は別途ルウを加えることですが、これがない場合は、手元にある水っぽいカレーを上手に調整する必要があります。
まず「トロミ」がなくなってしまった問題から考えましょう。水を多く注ぎ過ぎてしまったカレーは、「水浸し」のような状態になってしまいます。ここではトロミを戻すためのいくつかの方法をご紹介します。
- カレーをじっくり煮込む
水分を弱火で長時間煮込むことにより、蒸発させる方法です。ただし、ジャガイモが崩れるリスクがあるため注意が必要です。 - ジャガイモをつぶす
カレーに含まれるジャガイモを敢えて潰し、トロミを出す方法です。ジャガイモの量が減る等、変化が生じることがある点を考慮が必要です。 - すりおろしたジャガイモを加える
新しいジャガイモをすりおろして投入することで、自然なトロミが生まれます。この方法ではデンプン臭さが気にならない利点があります。 - 溶いた粉類を使用する
小麦粉や片栗粉など、水に溶かした粉類を使ってトロミを出す方法です。この時は火を止めてから加えることが大事で、煮立っている最中に加えると団子状の塊ができるリスクがあります。
ただし、ルウを使った時とは異なる質感になる点、例えば「あんかけカレー」のような状態になることも理解しておく必要があります。
カレーが薄くなってしまった際の対処法②味を濃くするための工夫
トロミを改善した後は、味わいが重要です。見た目が良くても、実際に美味しいと思えなければカレーの価値はないでしょう。水分が多くて味が薄まったカレーは、誰が味わっても物足りなさを感じるもの。さて、ここで役立つ対策をいくつか紹介します。
隠し味を利用した味の調整
カレーに隠し味として加えるケチャップやすりおろした果物は、味の濃さを増すのに役立ちます。特に、ケチャップは子供向けの甘味を増し、お醤油やめんつゆは大人向けの和風テイストを演出します。また、これらを組み合わせて使うことで、さらに完成度の高い味に調えることができます。
カレー粉を使用した野菜の炒めもの
味が足りないと感じる時は、細かく刻んだたまねぎを大量にカレー粉で炒め、カレーに加えるのがおすすめです。野菜の風味が加わり、カレーがグレードアップすること間違いなし。さらに、先述の隠し味と組み合わせることで、味のバランスをより繊細に調整することができます。
リメイク術で新たな料理に!※秘密のテクニックもご紹介
万が一、手元に何もなかったとしても、ありあわせのカレーで新たな料理を作ることができます。具が火を通ったところでルウを除外し、以下のような料理へと生まれ変わらせましょう。
カレーピラフを作ってみよう
家庭の炊飯器で、通常の水を使わずにカレーを液体として使用してご飯を炊いてみましょう。炊きあがってから、取り分けておいた具材とチーズをトッピングすると、豊かな風味のカレーピラフが完成します。
変わり種!カレーリゾット
カレーピラフと手法は似ていますが、リゾットは小鍋にカレーソースと白米を入れて煮込みます。とろけるチーズを加えることで風味が増し、おいしいカレーリゾットのできあがりです。
カレー鍋で温まろう
土鍋にカレーを入れ、白菜や豆腐など鍋に合う材料を加えて煮込むと、カレー鍋が出来上がります。寒い日にはぴったりの一品です。
「裏技」を使ってみる
- カレー以外のルウ(シチューやハヤシライス用など)を駆使する。
- レトルトのカレーを活用する(ルウの代わりになります)。
カレーの水まさかの失敗!でも機転を利かせた「特別な一品」への変身
あなたもきっと経験があるはずです。そう、カレー作りでお水を多めに入れてしまい「おっと!」となったこと。焦る必要はありません。実は、その「失敗」はひと味違うカレーを生む絶好の機会なのです。さっそく、数々の有効な対策を見ていきましょう。
- 煮詰めて水分を飛ばす
- ジャガイモをつぶす
- すりおろしたジャガイモを混ぜる
- とろみを出すために、溶いた小麦粉や片栗粉を加える
- ケチャップやソース、醤油、めんつゆなどの調味料、あるいは果物をすりおろして加える
- カレー粉で味付けをした炒め物を追加
- カレーピラフやカレーリゾットにアレンジ
- カレー鍋として楽しむ
「裏ワザ」
- カレー以外のルウ、例えばシチューやハヤシライスのルウも使用
- 完成品のレトルトカレーを混ぜることで味に深みをプラス
いろいろな食材や調味料を加えて工夫を凝らしながら、そのカレーはもはや失敗作などではなく、「自家製オリジナルカレー」へと昇華します。食卓に出す際は、自信を持って「今日のカレーはいつもと一味違うんだよ」とアピールしてください。それだけで食べている人の心理に働き、「新しい味だ!美味しい!」と好印象を与えるかもしれません。
ちなみに、プロのカレー店で使われる、とろみや味の秘密をご存知ですか?業務用ルウも使用されることがあるでしょう。
一方で、ルウを使わない場合のとろみづけには、小麦粉やすりおろしたジャガイモが主流です。味わいに関しては、水ではなく出汁やスープで深みを出します。そして、市販のカレー粉ではなく、厳選されたスパイスを一つ一つ選び、使い分けています。
カレー粉は10種類以上のスパイスが混ぜられたもので、専門店では配合に独自のこだわりを持っています。市販のカレールウは、そうしたスパイスの配合を取り入れた、「万人向けの味」を提供する便利な商品です。
お水を多く入れすぎたとしても、カレー作りが失敗したわけではありません。ただ、より個性的な味わいに変わっただけのこと。
それを楽しんではいかがでしょうか。水を入れ過ぎた時こそ、クッキングの腕前を活かした「オリジナルカレー」作りにチャレンジされてみてはいかがでしょう。
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