思いがけず「本当にありがとう！」と感謝のメールを受け取ると、喜びつつもなんと返すべきか戸惑ってしまうことってありますよね？
英語では「Thank you！」と「You’re Welcome.」のようなパターンが一般的で、日本語にも「どういたしまして」というフレーズが存在します。けれど、どこか上から目線に感じられて、私はたとえLINEスタンプでも上手く表現できないんです。
そこで、「どういたしまして」の別の表現を考えてみましょう。「お役に立てて嬉しいです。こちらこそありがとう(^^)」みたいな返信はどうでしょうか。
「こちらこそありがとう」という表現は、相手からの感謝を受け取った上で、さらに感謝を伝える素晴らしい方法です。
ただ、相手との関係性や、お礼の内容によって合うフレーズは変わってくるでしょう。
行いに対するお礼か、プレゼントのような贈り物へのお礼かで、返信の仕方も異なります。
状況に応じた返信例文をいくつか紹介するので、参考にしてみてくださいね。
また、「お礼の返信にさらに返信するべき？」という点も気になるところです。感謝を再度伝えるのは過剰かもしれないし、無視するのは無礼にあたるかもしれませんね。
親しいからこそ余計に気を遣う事態もあります。加えて、返信不要と書いてある場合は本当に返さなくて良いのか、読んだだけで放置してしまっては相手に不快感を与えないかと心配になります。
そんなわけで、友達から届いた感謝のメールやLINEに対して、どのように気の利いた返信をすれば良いのか、様々な状況を想定した返信例文をご案内します。
友達への感謝の応答メッセージ例
もし友達から感謝のメールやLINEが届いた時、どのような返信が適切でしょうか？ここでは、あなたの行いや気遣いへの感謝に対しての応答方法に焦点を当てています。
自分ではたいしたことないと思っていても、ただの「はい」では何か物足りないし、逆に謙遜しすぎる「いえいえ、恐れ入ります」のような表現もなんとなく違和感がありますね。「どういたしまして」という言葉も場合によっては上から目線に感じられるかもしれません。
親しい間柄なら、もっとストレートでシンプルな感情表現でいいはずです。想像してみてください。一人の小さい子が先生に「ありがとう♡」と言い、その先生が「ありがとね、私も嬉しいよ♪」と応答する姿を。親しい友達なら、同じように素直な感謝の気持ちを伝えてしまって大丈夫です。
大人になるとなぜか照れくさくなってしまいますが、笑ってしまうような不思議なものです。でも、そんな素直な気持ちをLINEで伝えてみましょう。以下にいくつかの例を示します。
- 「手助けできて私も嬉しいよ。いつでも頼ってくれてOKだよ。」
- 「お手伝いできて良かったよ。また困ったことがあったら言ってね、助け合いは大事だから。」
- 「君の感謝の言葉は私にも力を与えるよ。こちらこそありがとう！」
- 「返信要らないってあったけど、君からのメッセージが本当に嬉しくて、つい返信しちゃったよ。」
冗談が通じる関係なら、「これで借りができたな！冗談だよ、また何かあったら言ってね。」のようなメッセージも良いでしょう。
ただし、メールやLINEでは表情が見えないため、冗談を交える場合は顔文字や絵文字、スタンプを使って誤解されないよう配慮しましょう。素直な言葉だけでここまで気の利いた表現ができます。ぜひ活用してみてください。
友達からプレゼントへの感謝のメッセージが到着した際の返信方法
友人が、あなたが送った誕生日プレゼントに対して感謝のメッセージを送ってきた場合、どのように応答するのが適切かについてアイデアをみてみましょう。プレゼントとは、ただの気まぐれや親切に止まらずに、相手のことを深く考え抜いて選ぶものです。
喜んでいただけたと知れば、礼を言われた側も心からの喜びを感じますよね。以下のような返信メッセージはいかがでしょうか。
「あなたが気に入ってくれて本当にうれしいです。私もお薦めのアイテムなので、ぜひ活用してみてくださいね。」
「以前に〇〇が欲しがっていたのを覚えていて、それをピックアップしてみました。あなたが喜んでくれると私も幸せです。」
「〇〇にはこのアイテムが絶対に似合うと確信して選んだんです。お気に召すといいなと思います。」
「私も以前にこのお菓子を食べたことがあって、とても美味しかったんです。お菓子好きの〇〇なら、きっと気に入ると思って選びました。感想をまた教えてくださいね。」
相手が贈ったプレゼントについてお礼を述べてきた際に、どう返信すればよいか迷ったら、まずはプレゼントに関する心のこもったコメントを添えると良いでしょう。
なぜそのプレゼントをオススメするのか、どうしてそれを選んだのかなど、しるしを添えて返信すると、あなたの想いが相手にしっかりと伝わるはずです。
「返信不要」へのご丁寧な返信方法
お礼のメッセージを受け取った後のやり取りについて考えてみましょう。誰かに感謝の意を示したあと、その人からお礼の返信をもらったら、さらに返信するべきでしょうか。
お礼を伝えた最初のLINEに対して相手からお礼の応答が来た場合、無視するのはなんとなく気が引ける…。とはいえ、繰り返し感謝を伝えるのも過剰に感じることも。では、そのような場合はどうすればよいのか。一般的には、端的な返信が望ましいとされています。
例としては、「本当にありがとう！」や「また次に会う日が楽しみだね！」、さらに「機会があれば再び一緒にお茶をしよう！」といったフレーズが適しています。既に主なコミュニケーションは完了しているため、心地よい雰囲気のスタンプを送るだけでも十分な場合が多いです。
しかし、相手が「返信不要」と書いていたらどうでしょうか。そういった場合は、敢えて返信せずに会話を終了させても問題ありません。
ビジネスシーンでは最後に自分から返信を送ることが礼儀とされることもありますが、プライベートでは「返信不要」と明記されていればそれに従っても良いでしょう。
それでも、そうした結び方で何か後ろめたさを感じるのであれば、簡潔に言葉を返すか、あるいはスタンプのみで反応してみましょう。
なお、「返信不要」というフレーズの背景には、相手への思いやりや、本人が忙しい中での一時的なメッセージという意図が含まれることがあります。したがって、「返信不要」とされた際には、わざわざ長い文章で応じるのではなく、簡素に返信を終えることが推奨されます。
こうした配慮を持ってすれば、社交辞令ではなく真心のこもったお礼のやり取りが実現するでしょう。
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