日本各地に展開するリユースショップのハードオフでは、多くの未利用品を無料で引き取ってくれるのが特徴です。
ただし、商品の種類や状態によっては引き取りが行われない場合があるため注意が必要です。特に、運搬が難しい大型商品に関しては、事前に店舗への確認が推奨されます。
また、査定額にご不満がある場合は、商品を持ち帰る選択肢もご利用いただけます。
今回は以下の内容に関して詳しく解説していきます
- 無料で引き取ってもらえる商品の範囲とは？
- ハードオフでの売却が難しい商品についての見極め方
- 引き取り不可能な商品はどうすればいい？その他の処分方法
ハードオフの買取不可リスト！無料引取できるもの
ハードオフでは買取を行わないアイテムがありますが、無償で引き取りサービスを提供している品目が存在します。次に示す一覧はその概要を示したものですが、場合によっては例外があるので、あくまで目安としてご考慮ください。
ハードオフの無料ジャンク品引取サービス
ハードオフ店舗では、機能しなくなったパソコンやプリンターを無償でお引き取りします。ただし、例外も存在するため全項目が該当するわけではない点にご注意ください。
無料引取の対象となるのは、「ジャンク品」として分類されるアイテムです。
これには、ご自身でPCのカスタマイズを行う方や、修理のスキルをお持ちの方が利用することを目的としたパーツや部品が含まれています。
実際、ジャンクの部品を求めて店舗へ足を運ぶ顧客も少なくありません。破損したパーツを自分で修復できれば、経済的にも大いにメリットがあります。
そのため、動作しないと思われるものでも、需要のある商品であればお引き取りが可能であり、部品の状態によっては価値を見出され、買取価格がつくケースも存在します。
ですので、とりあえず持ち込んでみる価値はあるでしょう。
ハードオフにおけるおもちゃ・フィギュアの買取情報
ハードオフでもおもちゃやフィギュアを買取していますが、完品状態でない場合は、その価値が下がる傾向にあります。
原則として、元の箱がなかったり、汚れが目立ったり、付属品が欠けている場合は、査定価格が低くなることがありますし、場合によっては値段がつかないこともあります。
フィギュア、ドール、プラモデル、ミニカーといったコレクションアイテムは、その分野に特化した買取専門店で処分することをお勧めします。そうすることで、より高値での買取が期待できるからです。
便利なのは、出張買取や宅配買取サービスも利用可能であることです。これにより、重い荷物を店舗まで持ち運ぶ手間を省くことができます。
ハードオフにおける健康器具の買取について
中古品販売店ハードオフでは、健康器具やエクササイズ用品の買い取りが難しいカテゴリとされています。テレビショッピングで人気の「ジョーバ」や「ワンダーコア」などの製品は、一過性のブームの後に市場に数多く出回り、リサイクルショップへの持ち込みが増加する傾向にあります。
- 商品が過剰在庫となること
- 大型であるため、保管スペースを多く要すること
- 医療器具分類されることによる買取制限
このような理由により、買い取りを断られることがしばしばあります。しかし、コロナ禍によって在宅時間が増えたことから、「おうち時間」を利用したエクササイズへの関心が高まり、これらの健康器具の買い取りがハードオフで増加傾向にあります。
品目によっては買取が可能な場合もあるため、具体的な買取の可否は店舗への問い合わせが推奨されます。それに加えて、ハードオフでは消費生活用製品安全法に基づいて、「PSCマークがない商品」の取り扱いは不可となっております。これには、医療機器類と位置付けられる健康器具や、製造から7年以上経過した家電製品も含まれます。
ただし、最近、一般の雑貨店で販売されているフットマッサージ機器をオフハウスに持っていった際、その健康器具に「医療機器認証番号」が付与されていたため、医療器具として取り扱われ、買取を断られるという事態が発生しました。
ハードオフとオフハウスの組み合わせ店舗の特徴
一部のエリアでは、ハードオフとオフハウスが一緒になった規模の大きな店舗を見かけることがあります。このような店舗では、たとえばパソコンやオーディオ関連はハードオフが、白物家電や趣味に関する品物はオフハウスが取り扱っている場合があり、それぞれで買取対象が違うので注意が必要です。
オフハウスは扱い領域が非常に広く、電子機器だけでなく、家具、衣類やカバン、食器、それに日用雑貨などさまざまなジャンルの商品を買取しています。生活スタイルの変化に伴う引っ越しや、不用品の整理・処分に際して最適なリサイクルショップと言えそうです。
もし着物や学生服、水着、ひな人形などオフハウスでの取り扱いが気になる品物があれば、下記のリンク先の記事で詳細な説明を確認することができます。
店頭での無料査定を利用しよう！電話確認もオススメ
商品の査定基準にはいくつかありますが、何かで迷うことがある場合は、とりあえず品物を店頭に持ち込むか、あるいは電話で直接問い合わせてみるのが賢い選択です。
前にも触れたように、ハードオフでは査定に費用はかかりません。時には、「無料であればお引き取りいたします」といった形で、複数の商品をひとまとめにして購入価格を提示してくれることもあるのです。
持参が困難な大型の家電や家具などは、事前にハードオフに電話してみて、買い取りの可能性を探ることが良いとされています。
「実際に見てみないと判断できない」と答えられることもあるかもしれませんが、もしハードオフまで運んだ後で引き取りを拒否されると、時間も労力も無駄になってしまいますので注意が必要です。
ハードオフでの引取不可時の「処分法」（売るチャンスあり）
ハードオフでは引き取りができなかった場合、一般的には自治体の粗大ゴミ処理システムを利用したり、埋立てゴミとして処分することが考えられますが、実はそれ以外にも処分の方法が存在します。
ご近所掲示板「ジモティー」を利用して新しいオーナーを見つけよう
不要なものを捨てることは簡単ですが、それを必要としている人に届けることができたらどうでしょうか。地域密着型掲示板「ジモティー」を使って、「いらなくなったこれ、どなたかいります？」と投稿すれば、案外すぐに「私が欲しいです！」と返事が来るかもしれません。特に地域の方々が多く利用しているジモティーでは、大型の家具や家電が売れやすいという特徴があります。この方法ならば、自治体での処分費用を削減することにもつながります。また、ジモティーはヤフオクやメルカリのように手数料が発生しないため、販売した金額がそのまま自分の手元に残るのです。
メルカリとはルールが異なる点に注意
しかし、気をつけなければならないのが、メルカリとジモティーを同時に利用することはメルカリの利用規約で禁止されているという点です。「じゃあ、メルカリとジモティーの両方で出品してみようかな」と思う前に、注意が必要です。次では、メルカリとジモティーの違いや上手な使い方についてご説明します。
ジモティーの簡単な使い方
ジモティーを使用する際は、とてもシンプルです。「無料であげます」カテゴリに、商品の写真と状態説明を添えて出品するのみ。場合によっては、有料で商品を売却できることもあります。自分の出したものを「欲しい」と言ってくれた人とは直接メッセージをやり取りし、お互いに都合の良い日時や場所を決めて受け渡しを行う、それだけです。
このシンプルさが私自身も気に入っており、トラブルに遭遇した経験もこれまでにありません。ただし、時々遠方にいる方から「郵送や宅配をしてもらえないでしょうか？」といったリクエストが寄せられることもあり、その場合は梱包や発送を行う必要があり、個人情報の取り扱いに少々手間がかかることがありますので注意が必要です。
不用品回収サービスを利用しての処分
不用品の処理方法として、専門の不用品回収業者に処分してもらう方法もあります。特に、「次回の粗大ゴミの収集日を待つことができない」や「ただちに片づけてスペースを確保したい」といった場合には、費用を支払うことで時間短縮が可能です。
一度不要な物の処理を始めると、「これも要らない、それも要らない」と断捨離の波に乗って、どんどん物を処分してしまうこともあるでしょう。
ですが、軽トラックを使い街中を巡回する廃品回収の業者には、不正を行っているところも混在しているため推奨できません。高額な料金を請求される恐れがあるからです。
ハードオフの買取・引き取りに関するまとめ
この記事では、リサイクルショップであるハードオフの買取及び引き取りサービスに焦点を当てて説明しました。
特に、価値が見いだされるジャンク商品は無償での回収も可能な場合があります。大型の電化製品や家具に関しては、店舗に直接電話で問い合わせることがおすすめです。
筆者の交友関係の中には、ハードオフでジャンク状態の家電を買い取り、巧みに修理して使用することに成功した腕利きの友人もいます。もし、家電やコンピュータの廃棄に頭を悩ませているなら、この情報が役立つでしょう。
コメント