じゃがいものえぐみを食べてしまった時には 腹痛 、下痢、吐き気、頭痛、めまいなどの症状が出てしまう時があります。
じゃがいもを食べて、味に違和感がある場合はすぐに吐き出してください。
もし飲み込んでしまった場合は、すぐに病院に行けるようにして様子を見ましょう。
基本的に食中毒特有の消化器系への症状が多く出ますので症状がある際にはためらわずにすぐに病院へ行きましょう。
更に重度なものになると、無気力、衰弱、錯乱、目が見えにくくなるという症状も起きてきますので即医療処置が必要です。
今回の記事では、じゃがいものえぐみを食べてしまった時の対処法と影響、えぐみの原因、取り除き方、えぐみのないジャガイモの見分け方などを紹介していきます。
家庭でじゃがいもを含む食材を使った料理をよくする人やじゃがいもが好きな人などはぜひ最後までよんで食中毒にならない方法を身に付けましょう。
じゃがいものえぐみを食べてしまった際の対処法とは
じゃがいものえぐみは、芽の部分に多く含まれる毒素が原因です。
じゃがいもを食べて、味に違和感がある場合はすぐに吐き出してください。
もし飲み込んでしまった場合は、すぐに病院に行けるようにして様子を見ましょう。
少量の毒の摂取では体に異常が出ないのですが、多く摂取すると次の症状が出てしまいます。その場合はすぐ病院に行きましょう。
- 腹痛
- 下痢
- 吐き気
- 頭痛
- めまい
基本的に食中毒特有の消化器系への症状が多く出ます。
ひどくなると頭痛やめまいなどの消化器系以外の症状も出てるので危険です!
お疲れ様です
母に送ってもらった 大量のじゃがいも
🥔じゃがいもの芽に含まれる
ソラニン・チャコニンは
腹痛、嘔吐、頭痛、めまいなど
食中毒の原因になります#料理#cooking potatoes#じゃがいも今週はじゃがいも祭りです… pic.twitter.com/3UrSZym9aP
— 山岡真千子 料理教室 エムズレッスン /東京都新宿区 (@ms_lesson) October 30, 2022
じゃがいもの毒は最悪の場合死に至る事もあるので、「じゃがいもを食べて、なんか変な症状が出る」という時は要注意です!
えぐみのあるじゃがいもを食べてしまった際の影響とは
では、実際にえぐみがあるじゃがいもを食べてしまった時に起こる影響についてご説明します。比較的軽度の食中毒症状はこちらです。
- 腹痛
- 下痢
- 吐き気
- 頭痛
- めまい
さらに、大量の毒成分を摂取した場合は上記以外の症状が出ます。
重度な食中毒を起こしている場合は、次の症状が出るのでその場合は即医療処置が必要です。
- 無気力
- 衰弱
- 錯乱
- 目が見えにくくなる
えぐみ成分は重症の症状になると神経症状や視覚障害までも起こしてしまうのです!
こうなると緊急で病院での処置を受ける必要があり、時間との勝負になります。
ただし、じゃがいものえぐみに含まれる毒素の「解毒薬」はなく胃洗浄等の対処療法しか方法が無いため、基本的に食中毒を起こさない事が最も重要です。
じゃがいものえぐみの原因はなに?
じゃがいものえぐみに含まれる毒素の正体は「ソラニン」や「チャコニン」というグリコアルカロイドという天然毒成分です。
このソラニンやチャコニンですが、主に次の場所に含まれています。
- じゃがいもの芽
- 緑化してしまったジャガイモ
じゃがいもの芽
じゃがいもの芽の部分には他の部位に比べてソラニンやチャコニンが多く含まれています。
そういった場所は調理の時に取り除くことで問題なく食べる事ができるでしょう。
緑化してしまったジャガイモ
じゃがいもに日光が当たると毒成分が多く生成されてしまいます。
そういうじゃがいもの見分け方は表面が緑色になっているかどうか。
よく、緑化した表面だけを取り除けばOKという方もいますが、緑化したじゃがいもは表面の毒成分が多いですが、表面以外にも毒成分を含んでいます。
涼しくなってきたから、おでんの季節ですね。ジャガイモの芽については、関西でも取り除くことを教わります。緑変のジャガイモは、市場で選別されるのか、あまり見かけませんが、緑変のジャガイモは毒なんですね。芽が出始めた玉ネギの緑変とは違うんですね。参考になりました。
— NISHI (@gamewest8) September 22, 2022
食中毒になる危険性があるので、できれば食べない方が無難です。
もし食べる場合は、しっかりと皮を厚めに剥き自己責任で食べましょう。
じゃがいものえぐみ、取り除くのはどうすればよい?
じゃがいものえぐみに含まれるチャコニンやソラニンはある程度取り除くことができます。その方法をご紹介します。
「チャコニン」「ソラニン」の取り除き方
- 芽が生える場所を取り除く
- 水にさらす
- 皮を剥く
芽が生える場所を取り除く
じゃがいもの芽に多くの毒素が含まれているので芽を取り除きます。
芽が生えうるじゃがいもの表面の凹んでいる場所も多少の毒素を含むので、調理時には取り除きましょう。
方法は、包丁の「あご」と呼ばれる場所で簡単に抉り取れます。
あごは、包丁の柄に近い刃の尖っているところ。
ここを芽や、凹み部分に挿して回す事でその部分をキレイに抉り取れるのです。
水にさらす
また、ソラニンやチャコニンは水溶性なので水に溶けます。
調理前に10分くらい水に皮を剥いたじゃがいもを漬けるだけで毒成分が溶けだしてくれるのです。
ただし、すべての毒素が除去できるわけではないので注意して下さい。
皮を剥く
じゃがいもの毒素は多くの場合皮付近に多く存在しています。
安全のために皮むきをすることがオススメです。
えぐみのない美味しいじゃがいもの見分け方と正しい保存方法とは
安全なじゃがいもの選び方とおいしいじゃがいもの見分け方をご紹介します。
安全なじゃがいもの見分け方
- 芽が出ていない
- 緑化していない
安全なじゃがいもは上記2つの状態になっていないものでを選ぶのが重要です。
この二つに気を付けるだけで食中毒の危険はグンと減るでしょう。
次においしいじゃがいもの見分け方はこちら!
おいしいじゃがいもの見分け方
- 皮がシワシワになっていない
- 皮が薄さを感じるもの
- 丸みを帯びてふっくらしているもの
- 新じゃが
皮がシワシワになっていない
じゃがいもは古くから保存食として有名ですが、実は生鮮食品です。
鮮度が高いモノほどおいしいのです。
長期保管したじゃがいもは皮がシワシワになってしまいおいしくありません。
皮が薄さを感じるもの
あまりにも生育しすぎておいしさのピークを越えたじゃがいもの皮は厚いです。
皮に薄みを感じるものを選んで買いましょう。
丸みを帯びてふっくらしているもの
形が丸みを帯びてふっくらしているじゃがいもは、おいしいじゃがいもである可能性が高いです。
売られているじゃがいもの形にも注目してみましょう。
新じゃが
じゃがいものパッケージを見て「新じゃが」と表記されているモノは採れたての新鮮なじゃがいもの証です。
春に収穫されたばかりのじゃがいもの事を新じゃがと言います。
新じゃがは、成熟期間を取らずにすぐに出荷されます。
そのため毒素の生成が少なく、多くの場合は皮ごと食べられるほど安全。
また、鮮度も高いのでおいしいです。春はぜひ新じゃがを楽しんでください♪
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